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【トピックス】U-17日本代表・上林大誠選手、ワールドカップを前に県庁などを表敬訪問

フォトセッションでの握手。上林選手の表情が硬かったようで、撮影者からは「もうちょっとニコッとして」のリクエストもあった。

10月25日に、「FIFA U-17 ワールドカップ インドネシア2023」の日本代表選手の発表があり、モンテディオ山形ユースで、来シーズンのトップチーム昇格が内定しているGK上林大誠選手が選ばれた。前回大会(2019年)の半田陸選手に続き、2大会連続で山形県から、そしてモンテディオ山形から代表を輩出したことになる。

これを受けて、27日、山形県庁や山形県スポーツ協会への表敬訪問が行われ、県庁では教育長室とスポーツ保健課を訪問した。

冒頭で髙橋広樹県教育長から激励金の贈呈が行われ、髙橋県教育長が「精一杯、日頃の成果を出して頑張ってください」とエールを送ると、上林選手は「代表入りは自分ひとりの力で成し遂げられるものではなかったので、全員に感謝しています。目標のベスト4を達成できるように力を発揮して頑張ります」と力強く宣言した。

その後の懇談では、髙橋県教育長の質問に応える形で、上林選手がワールドカップへの決意や自身のプレースタイルなど紹介した。髙橋県教育長の「モンテディオのトップチームで楽しみにしていることは?」の問いにも、「アマチュアではなくなり、プロは結果で見られる。いまの年代から結果にこだわって試合をしていかないと」と答えるなど、コメントは常に厳しい現実に立ち向かう覚悟が感じられるものだった。

また、来シーズンは上林選手がトップチームでプレーすることもあり、髙橋県教育長は「モンテディオが県民のワクワク感を盛り上げる存在であってほしいなと思っています」と期待を述べていた。

U-17日本代表は11月10日開幕で、決勝は12月2日。日本代表はグループリーグで11日にポーランド、14日にアルゼンチン、17日にセネガルと対戦する。

日本代表の監督は前回同様、森山佳郎監督。フィジカルコーチはモンテディオにも在籍した村岡誠氏が務めている。

髙橋県教育長と懇談する上林選手は、ともに鶴岡一中の卒業という共通項も。2人の背後には鶴岡の名産品「御殿まり」も見える。

同行した一行も加わっての集合写真。手前から、大沼久一県サッカー協会事務局長、佐藤浩之 スポーツ山形21専務理事、大沼敏美 東北文教大学城北高校校長、上林選手、髙橋県教育長、桂木聖彦県サッカー協会会長、細谷尚寿 競技力向上・アスリート育成推進室長

上林大誠選手 囲み取材

--今日、県の方々から激励を受けて、いまの気持ちはいかがですか?

U-17のワールドカップのメンバーに選ばれることは、本当に、素直にうれしく思います。そのなかでも、代表メンバーであることの自覚と責任が伴うので、そこは日本代表として責任のある行動やプレーをしていかないといけないと思いますし、山形県の皆さんからこうやって、いろいろと激励してもらっているので、山形を代表して行ってくるわけですので、そこのところも責任と覚悟をもってやっていきたいと思います。

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