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【ランダムフォーカス】いつかまた~山本純トレーナー


1月17日から始まった1次キャンプも2週間を過ぎ、2017モンテディオが開幕に向けて着々と準備を進めている今、やや遅くなってしまった感はありますが、昨季を以ってモンテディオを離れたスタッフの話を一つ。通訳のリ・ソンアンさん(仙台)同様、クラブからのリリースは出ないのですが、長くチームを支えた山本純トレーナーが、今季から千葉のスタッフに就任しました。

トレーナーという仕事はなかなかファン・サポーターの目には触れにくいものですが、練習場で別メニューの選手に寄り添う姿を見かけた方もいるかもしれません。

実は昨年の12月に、選手たちの自主トレに付き添う山本トレーナーから「今年で山形を離れることになりました」と告げられました。2009年から8年間、モンテディオで選手たちのコンディション管理を担ってきた山本さんですが、そろそろ新しい環境で新しい刺激を受けながらスキルを高めたいと考え、今回の決断に至ったそうです。

モンテディオは山本さんにとって初めてのJリーグクラブでの仕事だったそうで、その意味でも深い思い入れを持っていただいているようでした。

「印象に残っているのは、山形に加わった最初の試合。J1に昇格した開幕戦のヤマハスタジアムでの山形サポーターさんの声です。観客席とベンチ、ロッカーが近いスタジアムだったので、より胸に響いたのを今でも覚えています。そして、自分にとっての山形での最終戦も3−0で勝って終われた(11月20日・北九州戦)。2009年に僕が来てから、最終戦に勝ったことが一度もなかったから、最後に勝って終われて、グラウンドを1周しながら聞いたサポーターさんたちの声は感慨深かったですね」

そして「新しい環境で経験を重ねて、成長してまた山形に戻ってくるのもいいかな」とも。その日まで、新天地でも頑張ってください!

文・写真:頼野亜唯子

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