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【ラストフォーカス】目標は倍!~宇佐美宏和選手

初めて話を聞いた時から、穏やかで優しい大阪弁だなあという印象は変わりませんでした。柔らかい声も含めて、どちらかというと京都弁を聞いているようなイメージでした。また、ランダムフォーカスでも紹介したことがありますが、子煩悩ぶりも相当のもの。以前、今年秋にタウン誌のインタビューをした時も、サッカー以外の質問は全て、最終的には二人のお子さんの話になっていったという印象です。

強靭なフィジカルと運動量を武器にしたサイドプレーヤーは、新監督のもとでチームがチャレンジしたつなぐサッカーを「自分の苦手な部分が求められるサッカー」と苦笑しながらも、「勉強になる。あらためて自分が進化するチャンスだと思う」と、意欲的に取り組んでいました。ただ、キャンプ中の怪我と治りきらないうちの3月の怪我が、新しいスタイルへの適応と新監督へのアピールを阻んだような気がします。

栃木、湘南、山形と歩んできたプロキャリアは今季で8年。J1・J2合わせてリーグ戦出場は126試合になります。でも、目指す数字はまだまだ先です。

「250試合ぐらいは出たい。35、6歳までは続けたいなと、タツさん(石川竜也選手)を見ていて思います」

またミックスゾーンであの大阪弁を聞ける日を楽しみにしていますよ、ちゃみさん!

文・写真:頼野亜唯子

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