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【山形vsC大阪】プレビュー:4戦目のホーム開幕戦。90分間通して勝ち切る雰囲気を

■2016明治安田生命J2リーグ 第4節
3月20日(日)山形vsC大阪(13:00KICK OFF/NDスタ)
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モンテディオ山形はここ数年間、開幕から数試合は勝利から見放されることが多い。さかのぼると、開幕戦では09年以降勝利がなく、第2節を見ても松本山雅に勝った12年以降3年間勝利がないのが現状で、勝って好スタートを切れないシーズンを迎える傾向が強い。
ただ、ホーム開幕となる3戦目では3年連続で初勝利を飾って挙げており、これは悪いデータではないだろう。4戦目に持ち越しとなってしまったが、今季初勝利をホーム開幕戦で目指すのがこの試合。優勝候補筆頭のセレッソ大阪を迎えての一戦となる。

対戦相手のセレッソ大阪は、昨シーズンJ1昇格プレーオフ決勝でアビスパ福岡と引き分け、あと一歩のところでJ1昇格を逃している。2年目のJ2を戦う今年は、外国人選手を全員入れ替え、さらにトップ下にスイスのバーゼルから完全移籍で獲得した日本代表FW柿谷曜一朗を置く豪華な陣容を揃えて、今季のJ2優勝候補と名高いチームとなった。
開幕から3節まではすべて1-0の3連勝と渋い勝ち方をしており、前節群馬戦では「普通のキーパーはシュートと予測していない」(山岸)という柿谷のヒールシュートでの決勝ゴールも飛び出している。

しかし、これらの高い個の能力の連携は「コンビネーションはまだ完成されてない」(石川)と、未完成の部分も多い。そのためモンテディオがより警戒したいのは、2節に柿谷がGKのフィードに合わせて抜けだして決めたゴールやヒールシュート、ドリブル突破など各選手の個の能力になるだろう。その上で、チーム全体でプレッシャーをかけて、リンクマンとして組み立てにも加わっている柿谷へボールを持たせないようにしたいところだ。

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