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【トピックス】目指せ山岸範宏!アルセウ砲に果敢に挑戦。「夢クラス」@山形市立第三小学校(7月8日)

山形市立第三小学校で行われた夢クラスのゲストティーチャーは、渡辺広大とアルセウの二人。5年生67名といっしょにゲームで交流を深めたり、将来の夢を語り合ったりして楽しい時間を過ごした。

最大の見せ場は、サッカー選手の二人にプロのテクニックを披露してもらった時の事。サッカー少年達とリフティングをしていたところ、児童の一人が市内のサッカークラブに入っているGKということで、アルセウのミドルシュートを直に体験する事になった。

アルセウの中長距離から狙う強烈なシュートは別名「アルセウ砲」とも呼ばれ、最近ではサンフレッチェ広島戦で30メートルの距離からのロングシュートでGK林卓人の手を弾いてゴールバーを直撃させ、ガンバ大阪戦でも25メートルの距離からガンバゴールを脅かしている。J1トップクラスのGKでも簡単には防げない脅威的な威力を誇るシュートだ。

体育館の横幅約15メートルから放たれるアルセウ砲は、手加減こそあったものの低い弾道のストレートがほとんどで、小学生にとっては殺人級の威力だったはずだ。しかしモンテディオ山形の試合も見ているという、レプリカユニフォームを身に纏ったこの児童は、このシュートに懸命にチャレンジして飛びついていった。
何本も撃たれるアルセウ砲のほとんどは、触ることすら出来ずに激しい音を響かせて壁に直撃していたが、ある一本だけは横っ飛びをして触り、ほんのわずかだけコースを変える事が出来た。

アルセウ

この距離から果敢にセービング。山岸に追いつき、一緒にプレーする日を楽しみにしたい。

モンテディオでは山岸範宏のファンだというこの児童。「もうちょっとでした。もう少し大きくなったら取れます」と、照れながらも力強く話してくれた。
もしかしたら山岸の魂がほんのわずかだけ力を貸してくれたのかもしれない。そんな将来が楽しみになる良いチャレンジだった。

(文・写真:嶋守生)

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