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【山形vs川崎F】川崎F選手コメント(中村、谷口、武岡)-3236文字-

■2015明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第3節
3月22日(日)山形 1-0 川崎F(19:04KICK OFF/NDスタ/12,081人)
得点者:74’キムボムヨン(山形)
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●MF 14 中村憲剛選手(川崎F)
「最初のほうは1個飛ばして奥側のトップに入ったから、結構前を向けてゴール前に入って行けていた。相手が前から来ていると、ひっくり返せばすぐ行けるというイメージがあったんですけど、ただそのボールが小さくなったりとか、ボールをボールサイド側に入れてガシャーンってなると結構引っかかって、ちょっともったいなかったかな。取った時に結構逆サイドが空いていた。取った時に同サイドだと相手の網に引っかかっちゃうところがあった。でも(大久保)嘉人なんかが空いてたから、そこから展開するとすごくいい感じかなあというのは前半もそうだったし、ハーフタイムもそういう話をしていた。ポジショニングで逆を突くシーンがあんまりなくて、どっちかと言うと同じような感じで、そこを抜けたらチャンス、みたいな感じだったから、ちょっとそれはウチっぽくないし、ボールを受けてパッと見た時に結構遠かったりとか、いつもの距離感じゃなかったかなあという感じはしました」

Q:ボールの出しどころ、逃げどころがなかったのかなとも見えましたが?
「嘉人ぐらいしかいなくて。パッと見た時にみんな裏とか狙っちゃうから。悪いことではないんだけど、結構そればっかりになってて、タメが作れるみたいなところがちょっといつもより少なかったかなと思いました。前半は風上だというのもあったし、あとは相手を広げさせてというのはあったんですけど、そればっかりになっちゃったなと。もうちょっと間で受けてほしかったなというのは正直あります。選手のタイプ的に、握れるタイプが多くないから、ああいうふうにシステムがウイングバック的になっちゃうと、どうしてもエウソン(エウシーニョ)と(車屋)紳太郎の役割も極端な感じに、縦だけになっちゃうから、もう少し中に入ってきてもいいし、がっぷり四つみたいな感じになっちゃったのはすごくもったいないなというのはありましたね。ちょっと後ろが持ち出してみたりとか、前が思いきり引いてきたりとか、そういうのが少なかった。それでも、しっかり逃げれれば、空いたところから行けてたので、もったいないかなという気がしました」

Q:守備に関しては、コーナーキックをマンツーにしましたが?
「やっぱり責任の所在がはっきりしている分、自分たちとしてもやられないという気持ちも強かった。ゾーンだとどうしても、いいボールが上がってくるとずっとノーチャンスに近かったので。あそこでしっかり人と人がぶつかれば、そんなにやられないかなと思います。キッカーとしてもマンツーマンだと蹴りにくいから、結構俺と(竹岡)優斗で引っかけるところもありました。あれも一つの成果だと思います」

Q:ナビスコカップに続いて連敗になりました。
「連敗はしちゃいけないし、ただこの2戦で見えてきたことっていっぱいあって。次のナビスコまでちょっと空くので、もう1回自分たちを見つめ直さなきゃいけない。まずボールを取られちゃいけないところからスタートしなくちゃいけない。それが今日、こういうふうに五分五分のシーンがいっぱい増えてしまって、やっぱりよろしくない」

Q:失点シーンはどう見ましたか?
「あれはクロスが上がった時点で、優斗とエウソンのところが…。エウソンは優斗がシャドーの選手(川西)をマークできないと思って付いていって、結局、キム ボムヨンが空いたんだと思います。そこは声をかければ、優斗がしっかり付いて、エウソンがキム ボムヨンにしっかり行けばなんてことないですよ。ただのクロスだから。非常にもったいない!結局、俺がボールに行ったんだけど、あれもしっかり付いていけばいいだけの話だから。すごくもったいない。名古屋戦もそうでしたけど、どうやったら相手が嫌がるかというのをもうちょっとみんなで考えないと、ちょっと早いんだなあ、攻めが。早いというか、変えれない。それがすごく気になるところ。やり直せばいいのにっていうシーンが結構あるから。行ききろうとして、引っかかってカウンターっていうのが結構多かった。そういう点では、(大島)僚太がいないのはちょっと痛いかなあと。アイツはコントロールできるから。多少プレッシャー来てもさばける。今日はモロに行っちゃうところが何箇所かあった」

●DF 5 谷口彰悟選手(川崎F)
Q:予想以上に相手が来るなという感覚でしたか?
「でも、ウチはそれでもやれると思ってましたし、実際プレッシャーは来るけど、1個飛ばしで見れていた場面はあって、そこまで悪くないのかなというのはありましたけど、でもそればっかりになっちゃうとウチのリズムではなくなるなというのは前半感じてましたし、前の選手も『もうちょっとつなげるんじゃない?』というような要求もしてきたので、そりゃそうだなというふうな感覚でした。前半はこんな感じでバタバタせず後半、という感じでした」

Q:前半はボールが上に行くシーンが多かったかなと思いましたが?
「やっぱり相手の寄せも早かったですし、そこでリズムよくポンポンやれれば良かったんですけど、そこでも自分たちのミスが出てしまって、ちょっと中途半端に取られちゃって、そこで全体的に間延びしちゃった感が大きかったので、そこらへんはもうちょっと前と後ろの選手が距離をコントロールできたらなというのはありました。相手も結構、前に蹴ってたりしてたので、その分、ディフェンスは引いちゃうんでけど、そこで間延びしちゃって、ボランチに付けても後ろが頑張って押し上げれないとか、ちょっと動きが少なかったです。憲剛さんが孤立して待ってる場面というのが結構今日は多かったかなと思います」

Q:前線の失い方が悪くて、逆襲を食らうシーンが多かったけど、よく守れてたかなという印象もあります。
「こういう守ってくるチームだったので、嫌な取られ方をしてカウンターというのは全員が統一して考えを持ってましたし、そこの対応というところもそこまで前半から悪くないと思ってたので、そこは継続してやっていこうと。でも、それはウチのリズムじゃない、と。もっと押し込む時間が今日は欲しかったですね。もうちょっとテンポよく回したりとか、シュートで終わるとか、そこまで行きたかったですけど、単発、単発で終わるというのが多かったような気がします」

Q:ナビスコカップと合わせて連敗になったが?
「やっぱりダメですね。ナビスコはナビスコ、リーグはリーグでしっかり切り換えて、リーグ戦は2戦負けなしでやってきているし、うまく切り換えて、もう1回勝ってというところで思ってたんですけど、今日もミスが多くて、自滅じゃないですけど、そういう感じになっちゃったなあと思います」

●DF 17 武岡優斗(川崎F)
「相手が思ったより来てたと思います。取ったあとにフォワードとの距離がすごく遠くなってしまったと思います。その中でもプレスをいなせる部分はいなせていたし、かいくぐってたとは思うので、うまくいってないというわけでもなかったと思うんですけど、ペナルティエリア付近まではボールが何度か行っていたので。ただやっぱりシュートが少ないと攻めきれてないのかなという感は否めないと思います。前半は風上やったので、シュートはもっと多くても良かったのかなと思います」

Q:相手のカウンターやコーナーキックでは守れていた印象もありますが、どうですか?
「そこは常に意識したり、コーナーもやり方変えてタイトに行くようにしているので、それはこの試合に関してはいい方向に行ったと思います」

Q:中村憲剛選手のところが抑えられていましたが?
「あそこには強く行っていたように思います。そこは強めに来てたのかなと」

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