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【山形vs川崎F】選手コメント(1)/山﨑雅人選手「前からの守備が効いた試合かなと思います」西河、松岡選手のコメントも(3334文字)

■2015明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第3節
3月22日(日)山形 1-0 川崎F(19:04KICK OFF/NDスタ/12,081人)
得点者:74’キムボムヨン(山形)
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●FW 30 山﨑雅人選手:
「J1に対して前へのプレスができて、去年やってたことが出せたかなと思います。でも相手は一発もあるので、ピンチもありましたけど、1試合を通してボールホルダーに対して人が行くというのを意識して入りました。前の選手は前からプレスに行くところを徹底して、そこだけを頭に入ったので、そういう意味では前半からプレスがかかったし、前だけじゃなくて後ろも連動してついてきてくれたので、前からの守備が効いた試合かなと思います」

Q:相手のパスを怖がらずに前から行けた要因は?
「やっぱり、選手の距離感がよかったですし、自分が行っても横のスペースを(川西)翔太が埋めてくれるし、前に行っても後ろのスペースは(松岡)亮輔が埋めてくれるし、そういうところで、誰かが行って、誰かがスペースを埋めるという去年やっていたところがピッチで出せました。守備の部分でもいい部分がたくさんありましたし、攻撃でも連動してできてた部分もあったので、そこをどう得点につなげるか、守備してからどれだけ前に出ていけるかというのは攻撃の精度の問題だと思うので、そのへんをもっと詰めてやっていきたいと思います」

Q:やっぱり、「この3人」ですね、ということで?
「いや、でも本当に翔太は気が利くというか、自分が行ったスペースについてきてくれますし、そこだけじゃなく、前3枚だけじゃ守備ができない。後ろに(松岡)亮輔がいることでスペースを埋めてくれるというか。当然、ボランチのところから出ていくというのはリスクがあるんですよね。それでもリスクを冒してでも出てきてくれるというので、そこはすごい助かったというか、大きかったと思います」

Q:バタバタした場面でも川西選手がボールを落ち着けていましたが、山﨑選手からどうご覧になりましたか?
「翔太が持ったらやっぱり落ち着きますし、そこでパスコースを作ってあげないとダメだと思います。自分は裏のスペースを狙うというのを一番にやっているので、そこでパスは合わなかったですけど目は合ってますし、パス出せるけどそこは使わずにという判断で翔太がパスしてくれているので、コンビネーションというのはできてます。そこはどれだけ自分が精度のいいフリーランニングができるかだと思っています。ボール取ってからきついですけど、どれだけ質の高いフリーランニングができるかというのが今後の課題だと思っています」

Q:今日は1点取れましたが、それ以外にも決定機が数多くあって、複数得点も可能だったし、もっと早い時間にということもあると思います。
「でも一番はやっぱり勝つことだと思います。3節で初勝利は遅くないと思います。今日はボンが決めてくれましたし、若い選手がどれだけ自信をつけてくるか、まだまだ化けるというか、伸びるというか、次のパフォーマンスもよくなると思うので、そこでどれだけ勝ち点を拾っていくかというのが大事になってくる。これで満足せずに、これ以上のプレスがかけられるようにやっていきたいと思います」

●DF 4 西河翔吾選手:
Q:大久保選手を抑えました。
「だから言ったじゃないですか。『あの人にだけはやられない』って。下がってチョイチョイ、チョイチョイしているから。前半は相手が風上だったし、一発だけは怖かったけど、後半はそんなにやらせてなかったと思います。今日はみんなハードワークしてくれてたので、これを出せればこうやって結果がついてくることがわかったというか、きっちり結果が出たので、こういう試合を続けられるように。まだ1勝したばっかりですし、でもズルズルいかないうちに早く1勝できたのはよかったかなと思います」

Q:相手にボールを持たれて下がりそうなときに、後ろから『ボールに行け』と指示を出していましたが?
「とりあえず『行け』って言っとけばいいかなと(笑)。前半から亮輔ともいろいろ話して、あそこの大久保選手とかレナト選手とかが引いたところを出てこれるかというふうに言われたので、『行くようにする』と言って、それが後半、結構行けていたと思います。亮輔は前から、中村選手のところとか抑えてくれたし、ああやってはっきり行ってくれればこっちも行ける。そこは『亮輔が行ったら行くよ』と言っていたので、ああやって行ってくれれば取れる。浦和みたいに行っても行っても外されるってなったらちょっとしんどいですけど、今日ぐらいの感じだったら、行って取れるぐらいだったら行くようにしてました」

Q:先制した後も押せ押せの時間がありましたが、そこでのリスク管理はどうでしたか?
「前半から相手の攻め残りがあったので、そこだけ僕はアンテナを張っていたし、後半はより攻め残ってきたので、亮輔とアルセウに声かけながらやってたつもりです。よく僕らの声を亮輔もアルセウも聞いてくれて、それに反応してくれたので、それを90分続けられたというのは、声を出しててよかったなあと思います」

Q:ナビスコカップとの連戦でお疲れでは?
「全然疲れてないです。思ったより疲れてないです。相手のほうが疲れてるんじゃないですか?ナビスコもあのメンバーで行ったらしいし」

Q:そういう感じがしましたか?
「やってるときは感じないですけど、終わったときに『あれ?』という感じだったから、連戦の疲れなのかなあと。山形寒いし、途中で雨降るし。よかった、スパイク換えておいて(笑)。あまりポイント(のスパイク)履きたくないんですけど。風が強かったじゃないですか、いきなり。練習の時はそんなに風吹いてなかったのに、いきなり吹いてきたから、怪しいなと思って。まあそんな感じです。勝ってよかったですね。ふふふ(笑)」

●MF 7 松岡亮輔選手:
「今日負ければズルズルいきそうで、まだ3節ですけど、危機感が不安感に変わるくらい大事な一戦と、個人的には本当に出し切りました。毎試合そうですけど、1週間準備して、90分を本当に自分が出し切ったと言えるまで出すかというのが、レベルの高い相手に対する今年の僕のチャレンジでもあるので、それが結果に結びついてよかったと思います」
Q:気持ちの面でというか、競ったところで勝っているんじゃないかなと思うんですが、その辺はやりながら感じていましたか?
「上のボールのほうが相手は嫌がる、特にボランチ対ボランチの間では。だからそこに勝ってもうれしいとかはないですけど、全体的に、試合に勝つのと同時に、監督が目指している、去年から培ってきたモンテディオのサッカーがある程度今日は出せたんじゃないかなという意味では、次の試合に向けて明るい材料かなと思います」

Q:いい感じで取れていたところもありましたね。
「それは前が追ってくれるからルーズなボールになるのであって、それの繰り返しと連動と、前が行ったら後ろが信じてついていくという心の部分もあるので。今日はうまいこと僕たちのボールになったと思います」

Q:今日のプレスは今年一番手ごたえがあったのでは?
「そうですね。でも手ごたえ40、まだまだ甘いし、まだまだ手ごたえには程遠いというのが60くらいですね。正直なところ」

Q:その60の部分はどういったところですか?
「まずひとつはまだ1試合勝っただけというのもあるし、先のことを考えずに1試合1試合を今日みたいな集中力と全員が戦う気持ちというのを持ってリーグをこなしていって、最後にある程度できたなと振り返るべきだと思うので。そういった意味ではまだまだ気を引き締めたい部分もありますし、正直なところ、浦和戦の時とかもチームによって通用しない部分も多々あったので。僕自身久しぶりのJ1で、試合に出るのも久しぶりで、色々なチームとやって、自分自身ももっと成長したいなというのもあります」

Q:今日の勝利は本当に大きいと思いますが?
「と思います。だからこそ、浮かれることなく引き締めたいし、僕の引き締めがチームに繋がればいいなと思います」

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