ショルツや岩尾憲らの不在が春の浦和レッズに及ぼしたデータ・戦略的影響度【プレミアムコンテンツ/ノーミルク佐藤のデータ分析で見るヘグモ式 熟練度数】
プレミアム新コーナー、浦レポ×MILKサッカーアカデミー「データ分析で見るヘグモ式 熟練度数」。大人気YOUTUBEチャンネル「MILKサッカーアカデミー」のノーミルク佐藤氏がサッカーデータマンとしてデータ分析で、ヘグモサッカーの熟練度を毎月、数値化してレポートします。
(Report by ノーミルク佐藤)
一ヶ月前は日本代表の北朝鮮戦アウェー開催がなくなり、不戦勝となったことや浦和レッズレディースが参戦予定だった女子版ACLプレ大会決勝が急遽中止(つい先日、一転されて開催される運びとなった模様)になったり、U23アジアカップが始まる直前のU23日本代表が、U23マリ代表やU23ウクライナ代表と戦っていたような時期でした。一ヶ月とはいえ、サッカー界のカレンダーは随分進行したように感じられます。
浦和レッズに焦点を合わせてみれば、3月代表シリーズ中に書かせていただいた記事(第4節・湘南戦の4-4もだいぶ懐かしく感じます)以降、第10節・名古屋グランパス戦が始まる前段階でリーグ戦5試合・カップ戦1試合を経験してきました。先日の水曜日に行われたばかりのカップ戦ではガイナーレ鳥取相手に◯5-2で勝利し、カテゴリーが下となる相手ではあっても、ベンチメンバー含めてチームとしての狙いを遂行・確認できる機会となったのではないか考えます。
さて、リーグ戦9試合で勝点11・得点12・失点12の数字を残す浦和レッズは、4月期のリーグ戦、シーズンの中でも大変なマンスリーになったのではないでしょうか。もちろんファンの皆さんの期待値の高さを考えれば、「もっと結果を出してもいいだろう」と思う部分は少なくないかもしれません。まだまだヘグモ監督が目指すサッカー・戦術はできあがっていません。その中でWGソルバッケンが未だ出場に至らず、未フィットの選手も存在する中で、CBショルツ選手、MF岩尾憲、SB酒井宏樹ら軸となる選手たちの負傷は「戦術の浸透」や「勝点獲得」という観点では厳しいものとなりました。
しかし、別の見方もあるのではないか、という仮説から書き始めたコラムとなります。
ショルツや岩尾憲らの不在が春の浦和レッズに及ぼしたデータ・戦略的影響度
果たしてこの影響はマイナスばかりなものなのか、プラスの側面はあるのか、ご確認ください*
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