浦レポ by 浦和フットボール通信

2023年度の営業収入がクラブ史上初の100億円を超える 数字を押し上げた要因は?

(Report by 河合貴子)

60試合の公式戦、好成績も数字を押し上げる

定時株主総会で決算報告を行った浦和の2023年度の営業収入は、103億3400万円でクラブ史上初の100億円超えとなった。
浦和の営業収入の3本柱は、入場料収入とグッズ販売収入、そして広告料収入だ。

昨シーズンはクラブ史上初の60試合の公式戦を戦い、ホームゲームの増加に伴い入場料収入が前期比7億600万円増加して21億4500万円、グッズの売り上げも興梠慎三選手の500試合達成記念グッズや鈴木彩艶選手の移籍に伴うありがとうグッズなど企画力もあり4億6400万円増加の15億8300万円、広告料収入は1億7500万円増加の42億2300万円と過去最高額となった。

一番の収入源は、数字を見ても分かるように広告料収入だ。浦和の営業努力というものが垣間見えてくるが、いくら営業を掛けても宣伝効果がなければ企業は広告を出さないものだ。やはり、そこには浦和が日本一を誇る浦和を愛する人々の存在が多大な力になっている。

ただ、昨シーズンの天皇杯ラウンド16名古屋戦後の暴徒化した問題などは、広告宣伝費を出してくださっているパートナー企業にとってはイメージダウンにつながってしまう。

営業収入が過去最高額になったことで田口代表は「レッズ愛を思い切り発揮してもらった」と満面の笑みを浮かべたが、「昨年の天皇杯の案件でパートナーさんからお叱りを受けたこともあったが、チームが最後までリーグで優勝を争っていたこともあって、いろいろとパートナーさんにご理解をいただいて(契約を)継続していただいた」と話した。

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