FC東京に逆転負けを喫して、試合後の選手たちの表情も暗く【試合取材後記 今日のミックスゾーンから】
試合後に選手たちが取材対応をするミックスゾーンでの選手たちの様子をたかねえがお伝えします。(Report by 河合貴子)
チアゴのスーパーゴールで先制も逆転負け
小雨交じりの春の夜空を華やかに花火が彩り、国立競技場に駆けつけた浦和とFC東京を愛する人々の熱気に包まれていた。
前節の川崎戦で0‐3と完敗を喫したFC東京は、連戦も考慮してかスタメンを6人も入れ替えて挑んできた。少しずつだが内容が伴ってきた浦和は、渡邊凌麿選手に左ウィングを任せて大畑歩夢選手を今シーズン初スタメンで起用しただけで、2‐1で逆転勝利を収めた前節の福岡戦とほぼ同じメンバーで連勝を目指した。
しかし、コンディションの差は明らかであった。試合開始から主導権を握ったのはFC東京だ。12分、中村選手のマイナスクロスを俵積田選手が走りこんできた高選手へと落とし、高選手の強烈なシュートが決まった。見事な流れの中からのゴールであったが、その前のプレーで岩尾憲選手に対して松木選手のファールがあったことがオンフィールドレビューで確認されてノーゴールの判定が下された。
安堵した浦和は、19分に大畑選手のクロスに前田直輝選手がフリーでヘディングシュートを放つ決定機を迎えるも決められず苦しい展開を強いられてしまった。
だが、押し込まれた浦和は自陣からチアゴ・サンタナ選手がドリブルで駆け上がり力強くカウンターを仕掛け、センターサークル左のハーフウェイラインに差し掛かったところでGKの動きを見て放った超ロングシュートが美しい放物線を描いてゴールへと吸い込まれ先制点を叩き出したのだ。これぞプロと言える目の覚めるようなスキルの高いスーパーゴールであった。
1‐0で前半を折り返すことができたが、攻守において浦和は自分たちのリズムが作れなかった。
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