初勝利を目指す札幌戦にヘグモ監督は手応え 中島翔哉の起用がキーになるか?
(Report by 河合貴子)
停滞している攻撃の覚醒なるか?
昨夜から振り出した雨は、未明から雪へと変わり大原練習場は銀世界となった。「ノルウェーを去って雪を見ることがないと思っていたが、雪を見て興奮しました」と故郷を懐かしむようにオンライン会見で笑顔をみせたヘグモ監督であったが、何よりも求めるものは初勝利だ。
開幕してまだ2試合だが、ピッチを3分割したラストサードのところで攻撃が停滞してしまっている。痛恨の引き分けとなった東京ヴェルディ戦後に公開された2日間の練習で、1日目はコミュニケーションをテーマにした軽めのメニュー、2日目は攻撃のパターン練習とボールサイドにスライドしながら守備の連動性を図りはめ込む守備の確認作業であった。
「我々は、選手を適切なポジションで起用し、プレーをゴールまでつなげていくことを目指している」と力強く話した。
常にヘグモ監督は、特に攻撃面で数的優位な状況を作り出すことを練習から求めている。その1つが、攻撃のパターン練習を見ていても分かる。先週の公開練習では、センターバック2枚に対して攻撃側は3枚であったし、今週は2枚に対して大外にサイドバックがオーバーラップをかけた状況、もしくはウィングがサイドに張っている状況から中の3枚に合わせる形であった。
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