浦レポ by 浦和フットボール通信

浦和レッズは一つになることができるのか?【浦和レッズ第三者委員会公開シンポジウムレポート】

(Report by 椛沢佑一)

浦和レッズ第三者委員会公開シンポジウムが2月16日(金)にさいたま市 浦和コミュニティセンター10階 多目的ホールで開催された。

浦和レッズ第三者委員会 委員は下記8名が選出されて、11月14日に第一回の会が開かれて、合計4回の会を開催。これまでの内容を発表するシンポジウムが開催された。

高橋 義雄(筑波大学 体育系 准教授)
竹村 瑞穂 (東洋大学健康スポーツ科学部 准教授)
松瀬 学(日本体育大学スポーツマネジメント学部 教授
武藤 芳照(※本委員会委員長) (一般社団法人 東京健康リハビリテーション総合研究所 所長、東京大学名誉教授)
望月 浩一郎 パークス法律事務所 弁護士)
山本 浩(法政大学スポーツ健康学部 教授)
結城 和香子(※本委員会副委員長) / 読売新聞東京本社 編集委員)
ヨーコ ゼッターランド(日本女子体育大学 体育学部 准教授)

浦和レッズの田口誠代表はシンポジウムの冒頭で、シンポジウム開催の意図を説明。

「今回、こうした公開シンポジウムという形をとった理由は、事案発生以降、浦和レッズは遅れず、隠さず、ごまかさずという原則を徹底してきました。そして、その姿勢を最後まで貫く必要があるというクラブの考えに基づきまして、第三者委員会の皆さんのご理解も得て開催に至りました。客観性や透明性を担保するためにこの提言については、この場で私たちも知ることになります。どの提言に対して、どのようにクラブとして行動に移していくかなどの議論は明日以降行っていくことになりますが、文字通り、第三者としての冷静な、客観的な視点からのご提言を頂けることを大変ありがたく思い、謙虚にそして誠実に向き合っていきたいと思います」とした。

浦和レッズの清水副社長から発生事案についての説明があり、その後、浦和レッズ第三者委員会の武藤委員長から活動の説明があった。

「第三者委員会の目的は当該事案および事案以前のサポーターの違反行為に対するこれまでのクラブの対応、再発防止対策、クラブ及び、ファン・サポーターへの教育を検討、実施して、サッカー、スポーツ全体の教育振興に寄与することを目的として設立されました。

そして6名で3つのチームを作り、それぞれ下記の役割を分担した。
・不適切行為の原因分析
・これまでクラブが講じてきた対策の評価と問題点の洗い出し
・今後の必要な対策の提言、検討

最終的に正式な委員会報告書を3月末に発刊する予定。それを浦和レッズ、JFA関連組織、報道機関にも配布する予定とした。

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