浦レポ by 浦和フットボール通信

応用編も出現し始めたキャンプ後半 名古屋戦を1つの指標に【轡田哲朗 沖縄キャンプレポート15日目】

(Report by 轡田哲朗)

午前は戦術的なこと、午後はチームビルディングの1日

浦和レッズは沖縄県でのトレーニングキャンプを実施している。1月の最終日となった31日は、なんとも沖縄らしい晴れた暑さを感じさせるような気候の中で午前中に戦術練習、午後はチームビルディングにあたるようなメニューを消化した。

キャンプも後半なのでトレーニングを1回、2回と飛ばす選手はいるが、サムエル・グスタフソンなんかは合流してこれからコンディションを上げる段階にある。そうしたコンディションのバラつきも可能な限り沖縄で足並みをそろえておいて、浦和に戻ってからは開幕戦をターゲットに仕上げていければベストだ。とにかく、今は長期離脱やシーズンへのダメージが残るような負傷だけは避けたいところ。一方で、どこかギリギリを責めないといけない部分もあるので、そこは選手個々が自分と向き合うのもそうだし、最終日までうまく乗り切れることを願いたい。別メニューの選手たちの中ではブライアン・リンセンの姿をちょっと見ていなくて心配したが、午後のメニューには参加していた。1月30日や31日にピッチに来ない選手がいると過去の経験からも不安になる人もいるかもしれないが、その意味でも一安心というところ。

ヴォイテク・イグナチュクコーチ(通称テックさん)によるフィジカル系のメニューから始まるのはいつも通り。この日は鳥かごとかロンド回しと言われるようなパス回しで、鬼の外を回すだけでなく、内側にもポゼッション側が1人いて、いいルールでやっていた。それなんかを見ていると、グスタフソンは本当にうまいので、よりコンディションが上がってきた時が楽しみになってきている。

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