浦レポ by 浦和フットボール通信

天候が厳しすぎた1日 (一次)キャンプ最終盤に思い出しておきたいこと【轡田哲朗 沖縄キャンプレポ14日目】

(Report by 轡田哲朗)

いつかの松本山雅戦を思い出した暴風

浦和レッズは沖縄県でトレーニングキャンプを実施中の1月24日は午前と午後の二部練習を実施した。全国的に強烈な寒波が訪れていることはニュースなどで把握しているし、関東では相当な冷え込みになるということなので皆さんにお見舞い申し上げたいけれども、沖縄も雨交じりの強風、それも北風で体感温度が恐ろしく低くなる最悪なコンディションだった。それがどれくらいかというと、プロのシュート力でクロスバーを越えたボールが、向かい風に煽られて空中でストップしてしまうとか、「チョン」と当てただけのキックが20メートルほど先の防球ネットまで風に乗って飛んでいくようなもの。

オズワルド・オリヴェイラ監督の時のシーズン序盤だから2019年だったのかなと思うけど、松本山雅とのアウェーゲームがとんでもない強風のコンディションで、当時に宇賀神友弥と「1年やっていればこんな試合になることもあるけど、ちょっとサッカーにならないレベルでしたね」なんていう話をした時のことを思い出した。さすがに、この日のトレーニングで上手くできたとか、できなかったみたいなのは参考外で良いと思う。翌日にトレーニングマッチが組まれていることもあって、あまりトレーニングの予定を崩したくはなかっただろうし、マチェイ・スコルジャ監督なりにこのような時に何か選手を観察したい一面があるのかは分からないが、このような日に負傷離脱者が出なかったのが幸いだった。

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