浦レポ by 浦和フットボール通信

勝って終わるか、負けて終わるか 整理されたチームとの対戦【轡田哲朗レッズプレビュー/CWC3位決定戦 アル・アハリ戦】

(Report by 轡田哲朗)

マチェイさん「われわれにとって3位と4位では大きな違い」

浦和レッズは12月22日にサウジアラビア開催のクラブ・ワールドカップ(W杯)の3位決定戦で、アフリカ王者アル・アハリ(エジプト)と対戦する。欧州王者マンチェスター・シティ(イングランド)に敗れてから中2日、公式戦60試合目にして長かったシーズンの最終戦を迎える。シーズンの開幕戦が2月18日だったので308日間。日本国内から韓国、中国、ベトナム、サウジアラビアを渡り歩いたシーズンが終わる。浦和のクラブ史の中でも有数の慌ただしく過密な日程を乗り越えてきたのは間違いない。まずは、そこに対して関わった全ての人に敬意を示したいと思う。

このようなトーナメントの3位決定戦の考え方は、国や地域、あるいはチームごとに考え方が出ることがある。マチェイ・スコルジャ監督は「われわれにとって3位と4位では大きな違いがあります。ですので明日の試合では、明日の時点で最も強いチームをピッチに立たせたいと思います」と話した。この「試合日の時点で最も強いチーム」というのはターンオーバーをするときの常套句でもあるので何かを言っているようでそうではないのだけど、ここまでチームがやってきた流れを大事にしそうな気はしている。

冒頭15分が公開された前日トレーニングには、公開時間中に大久保智明が姿を見せなかった。だから、彼のところは違う選手が起用されることを前提に考えたい。単純にアレックス・シャルクに入れ替える可能性も、安居海渡を右に回してトップ下に中島翔哉かエカニット・パンヤを入れるパターンもありそうな気はする。また、いくつかのポジションでシンプルに疲労度との兼ね合いで入れ替えを決断する場所はあるかもしれない。

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