失うものなんて何もない 世界に「余計なことしやがって」と思わせよう【轡田哲朗レッズプレビュー/CWC準決勝 マンチェスターC戦】
(Report by 轡田哲朗)
考えられる最悪の条件でのシティと対戦する千載一遇の機会
浦和レッズは12月19日にサウジアラビア開催のクラブ・ワールドカップ(W杯)の準決勝で、欧州代表マンチェスター・シティ(イングランド)と対戦する。言わずと知れた世界最強レベルのクラブが相手のゲームだが、マチェイ・スコルジャ監督の言葉を借りれば「ワールドチャンピオンまであと2試合」なのも事実だ。これは欧州のビッグクラブがオフシーズンに日本に来てやるような、お金を稼ぎに来る練習試合の相手をするわけではない。100%対等な立場で勝敗を争う公式戦がそこにある。
前回のクラブ・レオン(メキシコ)戦と同様に、河治良幸さんと実施したYoutube配信が実質的なプレビューを兼ねているので、時間が許せばそちらのアーカイブをご覧いただくのが良いかもしれない。
浦和は15日のゲームから中3日だが、実はシティよりも日程は緩やかだ。彼らは16日に寒いイングランドで試合をしてから中2日でサウジアラビアへやってきて試合をする。基本的には調整のみで浦和戦に臨むだろうし、じゃあプレミアリーグと同じテンションで試合には言えるのかと聞かれたら「ノー」になる部分はあるだろう。考えられる限り、最悪な条件下にあると言えるし、もし浦和がサプライズを起こすのだとしたら、これ以上に条件が整った場合も珍しいのではないか。それでもなお、コロッとやられる可能性も十分にあるほどの強敵なのは間違いないのだが。
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