目的は無失点での第2戦勝負 ボール保持率が安定のカギ【轡田哲朗レッズプレビュー/ルヴァンQF川崎戦】
(Report by 轡田哲朗)
中1日の差は選択肢の差という点で大きい
浦和レッズは1日にルヴァン杯の準々決勝第1戦、川崎フロンターレ戦をホームで迎える。ラウンド16から準決勝まではホーム&アウェー形式のトーナメントなので、アウェーゴールという要素が勝ち抜けを決めることがある。もちろん川崎が非常に強い相手であることを前提にして、90分ずつの試合単体での勝った負けた引き分けたは何の意味も持たない。2戦トータルして、アウェーゴール差であろうと、延長戦、PK戦を経ようと勝ち上がるかどうかだけの勝負だ。
とはいえ、この初戦に向けて川崎は中3日、浦和は中2日というのはビハインドと言わざるを得ないだろう。川崎は札幌遠征をしたものの、8月28日のデーゲームで試合を消化したので、その日のうちに戻った上で3日間をフルに使える状況だった。回復48時間の法則を見ても、30日の夕方以降はそれなりの負荷をかけることができ、31日は大きな制限がなくトレーニングが消化できただろう。一方の浦和は29日のナイトゲームを湘南で戦ったので、深夜に帰宅したにしても試合終了から48時間を経過させると試合前日である31日の夜になる。湘南戦の出場メンバーが、ほぼ回復のみの中間を過ごさざるを得なかった浦和と川崎では、最終的なメンバー選択がどうなるにしても、少し選択肢の広さが違った。
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