浦レポ by 浦和フットボール通信

レッズレディースが新潟Lに向けてトレーニング 楠瀬直木監督「胡坐をかいていられない」【レディース練習レポ】

(Report by 石田達也)

侮れない相手の新潟L

5日の寒さから打って変わり、6日は朝方に降っていた雨も上がり広く天気が回復。気持ちの良い青空となり気温も16℃近くまで上がっていた。その中、三菱重工浦和レッズレディースの選手たちは、さいたま市内で週末10日のWEリーグ第5節アルビレックス新潟レディース戦(デンカビッグスワンスタジアム)に向けて動き出した。

公開された練習では日本女子代表組(MF猶本光選手、MF清家貴子選手、DF石川璃音選手)はブラジルでの国際親善試合に参加(6日午前中に帰国)のため不在、FW菅澤優衣香選手はコンディション不良、DF高橋はな選手とGK福田史織選手は部分合流、DF長船加奈選手は別メニュー調整となっていた。

トレーニング開始30分前にはMF柴田華絵選手とDF佐々木繭選手が、グラウンドに姿を見せ入念なウォーミングアップとランニングを開始。その後、選手らが集まるとパス&コントロール、3組に分かれての鳥カゴメニュー、2組に分かれパス回しを消化。体に熱を入れると同時にボールとのフィーリングを確認する。そしてロングボールを蹴り合うと、縦約50メートル×横約20メートルのグリッドで3対3のメニューを実施する。ボールを奪って、シュートを放つ、このターンが何度も繰り返された。心肺的にも大きな負荷がかかり強度が求められるものだった。

また個々のレベルアップはもちろん、シュートエリアを広げることやカウンターからフィニッシュまで持っていくレベルアップの狙いもあった。少しでも判断が遅くなればピッチサイドから正木裕史ヘッドコーチは「対応の遅れても粘り強く行け」、「交わされても圧力をかけろ」、「しっかりと決め切ろう」と激を飛ばしていた。このトレーニングメニューについての意図を楠瀬直木監督は「強度を上げないといけない。対WEリーグのチームというより個々のスケール感を上げていかなければいけない、若手は結果を出して欲しいし、フォワード陣には“やはりこいつだな”と。こういうところで頑張るのは栗島や佐々木、安藤梢の動くタイミングは抜群だし、それを出し合って高めていかなければいけない。『(選手に)今日は上げる』と言ったが、楽しくやってくれている」と説明した。

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