浦レポ by 浦和フットボール通信

今季の埼スタはラストゲーム、1回勝って風向きを変えたい【轡田哲朗レッズプレビュー/ACL武漢戦】

(Report by 轡田哲朗)

突破できるときは2連勝と得失点差も必要になりそう

浦和レッズは11月29日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の第5戦で武漢三鎮(中国)と戦う。現時点で勝ち点4のチームにとって、残り2試合の連勝は絶対条件であり、このゲームが引き分け以下なら16強入りはノーチャンスと言っていい状況になる。その意味では、可能性をつなげるかどうかのゲームになると言える。

先にレギュレーションを整理すると、16強は東西で8チームずつと決まっている。それぞれ5グループに分かれたリーグ戦で各組の首位は突破が決まり、残りの3チームは2位のうちで上位が入る。過去の各組2位以内の突破であれば、浦和の状況は全く悲観するものではないが、このレギュレーションのために厳しい。連勝して得られる浦和の最大獲得勝ち点は10なので、その状態で2位のうち上位3チームに入るパターンを考えると、他グループでいくつか失敗ゲームに近いニュアンスをやるチームが出てきた上で、得失点差も少なからず必要になるだろう。

浦和はリーグ戦で3位、このACLでは可能性が残る突破を目指している。どちらも不利な立場からの逆転を目指しているので、明らかにメンバーを入れ替えていくかというと難しいところはある。状況次第で最終戦にあたるハノイFC(ベトナム)とのゲームに対してのメンバーは少し考えるかもしれないが、1つ前のアビスパ福岡戦からの3試合は「ひと頑張り」というタイミングになるのだろう。

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