浦レポ by 浦和フットボール通信

慣れ親しんだ2戦方式 まずは現実的かつ可能な限り良い条件を持ち帰ること【轡田哲朗レッズプレビュー/ルヴァン準決勝 横浜FM戦】

(Report by 轡田哲朗)

アウェーゴールは撤廃、シーズンの中で決定的な3週間のスタート

浦和レッズは10月11日にルヴァン杯の準決勝第1戦で横浜F・マリノスと対戦する。この大会の準々決勝と準決勝は2戦合計方式なので、何度も使ってきた表現ではあるが、この初戦は「突破条件を作る試合」だ。この試合がどんな結果に終わっても、決まるのは第2戦の「突破条件を満たす試合」にどんなスコアが必要かということだけ。もちろん、その条件は軽いに越したことはない。

大会レギュレーションを確認すると、まずは今まで多くのドラマを生んできた面もある合計スコアが並んだ場合のアウェーゴールによる比較がなくなった。つまり、この初戦が例えば0-0でも1-1でも同価値だということ。そして、年末時点で21歳以下の世代、つまり2002年以降に生まれた選手を必ず1人以上スタメンに含めないといけない。鈴木彩艶が海外移籍したので、今季の浦和で条件を満たす選手は堀内陽太と早川隼平しかいない。これまでの起用実績から順当にいけば早川で条件を満たすことになりそうだが、彼は準々決勝でイエローカードを1枚受けているため、もう1枚もらった場合は堀内を起用することになる。

このゲームは連戦のスタート地点で、中3日で迎える第2戦から今月中に行う試合は全て中3日または中4日で実施されることになる。そこには上位につけているリーグ戦が2試合含まれるし、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ突破のカギを握る浦項スティーラーズ(韓国)戦も含まれる。これといった遠征がないことは幸いだが、かなり決定的な3週間になると言えるだろう。

負傷者を戻しやすい環境が整ったゲームだが

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