浦レポ by 浦和フットボール通信

ホセ・カンテの退場に対して、マチェイ監督は「シーズン終盤に差し掛かり、ルヴァンカップもACLもある中で、より責任を持った行動が必要とされる」と苦言を呈する

(Report by 河合貴子)

レフェリーもコントロールをしてほしかったが

前節アウェイの地でG大阪に対して3‐1と逆転勝利を収めたことは、リーグ終盤のラストスパートに向けて好材料であった。しかも、ホセ・カンテ選手が後半4分にレッドカードで退場してからの逆転劇だ。

マチェイ・スコルジャ監督は「ホセ(カンテ選手)にレッドカードが出てから、選手たちは素晴らしい仕事をしてくれた。勝つためにはさらなるハードワークが必要だと認識して、みんながそれを実行してくれたと思う」と嬉しさを噛みしめた。

そして「G大阪とのアウェイゲームは非常に難しい試合だ。たとえば、ルヴァンカップの1戦目はアウェイゲームでしたが、内容では完全に上回られてしまった。そして、前回の対戦では、その難しいアウェイゲームで10人になってしまった。その状況では、限界を超えて120%を出さなければ勝てない状況だったと思うが、宏樹(酒井選手が、全員が120%出し切った)が言うように、実際にそれを選手たちがやってくれたと思う。もちろんスタッフもファン・サポーターも全力で選手たちをサポートしようと頑張ってくれているが、一番大事な仕事は、ピッチ上の選手たちのものだ。そして、そういう姿を見せてくれている選手たちを指導できるのは、非常に幸運なことだと思っている」と満足気に笑顔をみせた。

このG大阪戦の逆転勝利がなければ、浦和は鹿島と勝ち点が並び得失点差で5位になっていた。しかもACLアウェイ武漢戦から中3日と移動など過酷なスケジュールの中で、数的不利な状況での逆転勝利だ。選手たちは、リーグ制覇を心に刻み限界を超えて闘い勝利を掴みとったのだ。勝利への執念をみせてくれた嬉しい1戦であった。

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