浦レポ by 浦和フットボール通信

ワールドカップメンバーに猶本、清家、髙橋、石川が選出 猶本は思いがあふれて号泣会見に

(Report by 河合貴子)

再び世界の頂点へ!

FIFA女子ワールドカップ・オーストラリア&ニュージーランド大会に向けて、なでしこジャパンが動き出した。三菱重工浦和レッズレディースからは、浦女の主軸であり攻守においてゲームコントロールもでき正確なプレスキックも蹴れる猶本光選手、デュエルで世界と渡りあえスピードを生かした突破力のある清家貴子選手、守備面で対人プレーはもちろん後方からの攻撃の組み立てにも一役買うことができ将来性豊かな若手の一人である石川璃音選手が選出された。

そして、昨年の11月になでしこジャパン・スペイン遠征で右膝前十字靭帯を負傷し長期離脱を余儀なくされ、6月10日の最終戦となったちふれASエルフェン埼玉戦で途中出場ながら復帰を果たした高橋はな選手がギリギリメンバーに滑り込んだ。

残念ながら昨年の6月になでしこジャパンのヨーロッパ遠征中に右膝前十字靭帯損傷し、W杯の舞台を目指して復活してきた池田咲紀子選手の名前はなかった。浦和からは4選手だけの選出となったが、元浦和の平尾知佳選手(新潟L)、熊谷紗希(ASローマ)、南萌華選手(ASローマ)、長野風花選手(リヴァプール)と浦和に縁がある選手たちも選出された。

FIFA女子ワールドカップ・日本代表メンバー選出会見に少し緊張気味に登場した4選手であった。

「皆さん!こんにちは~」と元気よく最初に挨拶した高橋選手は「この度は、ワールドカップのメンバーに選出していただいたことを、大変、光栄に思います。私が今ここにいられるのは、本当に当たり前ではない状況だった中、私を支えてくださった沢山の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。ここまで来るのに、私もいろいろありました。病院の先生だったり、チームのスタッフ、チームメイト、たくさんの方々のおかげなので、感謝をワールドカップという舞台で表現できるように頑張っていきたいと思います。そして、チームのために、自分が選ばれた意味を感じながらプレーでチームを盛り上げるためにしっかりとやっていきたいと思います。ありがとうございます」と感謝の思いを口にしながら抱負を語った。

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