西川周作が超攻撃的に来るであろうアルヒラルに対して重要視することとは
(Report by 河合貴子)
西川周作は3度目のアジア決勝の舞台
『浦和から世界の舞台に!』 2019年のACL決勝の悔しさを胸に刻み西川周作選手は誓っていた。
「決勝戦、残り1試合となった。僕たちは本当に浦和レッズのファン・サポーターに支えられながらここまで来られた。最後、全員で勝って喜んで終われるように。そして、また世界の舞台に行けるように全力で闘う。必ず優勝して、2019のリベンジをしたいと思っている」と力強く話した。
浦和がACL決勝の舞台に進出したのは、2007年(対セパハン戦)、2017年(対アル・ヒラル戦)、2019年(対アル・ヒラル戦)、そして今シーズンと4回目だ。2007年と2017年にはアジアを制覇したが、大会史上最多となる3回目の優勝を阻んだのはアジアの宿敵アル・ヒラルであった。
そのアル・ヒラルとアジアの頂上決戦がやって来た。サウジアラビアのキング・ファハド国際スタジアムに乗り込んで挑んだACL決勝第1戦は、13分にミシャエウ選手に浦和の左サイドを突破されサレム・アルダウサリ選手に決められてしまい先制点を許したが、岩尾憲選手のクサビの縦パスを受けた大久保智明選手がスルーパスを狙い、相手のクリアーがゴールポストに当たった跳ね返りを興梠慎三選手が冷静にゴールへと流し込んで1-1で引き分けた。
「1対1の結果は、チーム全体ポジティブで、アウェイで1点獲れたのは良かった。失点はしたが、1-0で勝つよりも1-1で引き分けて帰ってきた方がより緊張感が増す」とニヤリと笑った。
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