浦レポ by 浦和フットボール通信

浦和Lが2-0で勝利。長船加奈が復活、角田楓佳が好プレーでアピール【関東大学女子サッカー オープニングフェスティバル】

(Report by 石田達也)

リーグ再開前に大学選抜とのプレマッチ

関東大学女子サッカー連盟のオープニングフェスバルとして、全日本学連選抜と三菱重工浦和レッズレディースの試合が、味の素フィールド西が丘で行われ、WEリーグチームが2-0で勝利した。

先発はGKに福田史織選手。ディフェンスラインには右から遠藤優選手、長船加奈選手、上野紗稀選手、水谷有希選手。中盤のボランチには塩越柚歩選手と栗島朱里選手が組み、右サイドハーフに西尾葉音選手、トップ下に猶本光選手、左サイドハーフに植村祥子選手が入り、1トップに島田芽衣選手が構える[4-2-3-1]の布陣を敷いた。

チームはリーグ前半戦を2位(6勝1敗)で終えウインターブレイクに入ると、2月14日から19日まで沖縄(金武町)でトレーニングキャンプを実施。後半戦への巻き返しを狙い、戦術の浸透やコンビネーション、個々のスキルアップなど積んできた。その成果を表現し、WEリーグをけん引していくチームとして力の差を見せつけたい一戦でもあった。

強風が吹きつける中、浦和Lが風上を選択する。学連選抜が前から勢いよくプレスをかけてくる中、浦和Lにビルドアップでのミスが増える。足元にボールが付かず、ボール1つ分、1つ半分ほどのパスミスも多く難しい立ち上がりとなった。

10分、左サイドから逆サイドへと展開。遠藤選手が敵陣深くに落ちたボールに向かっていくが、これは惜しくも相手DFにクリアーされる。ボールが落ち着かず中盤を行ったり来たりする展開の中、15分、この試合のファーストシュートを学連選抜に打たれる。浦和Lは右サイドから切り崩そうとするのだが、「いつもよりテンポが速い気がした」(楠瀬監督)と縦に急ぎすぎたこと、ゴール前で単調なプレーが続いたことで、相手のセンターバックに、ことごとく一手先を予測されフィニッシュまで持ち込めずにいた。

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