浦レポ by 浦和フットボール通信

苦節7年スタメンを掴み取った遠藤優が、チームに新たな味を加える

(Report by 河合貴子)

WEリーグ開幕で意識も高まる

新シーズンになり、まずはWEリーグカップ優勝を飾り、その勢いに乗ってリーグ戦も開幕4連勝と好調なスタートを切った三菱重工浦和レッズレディース。『負け知らず』は、何とも心地よいものだ。そんなチームの状況を「いろんな味が出ている」と嬉しそうに表現したのは遠藤優選手であった。

「いろんな人が使われ、いろんなフォーメーションを試した中での4連勝。チームのいろんな味を出しながら4連勝できているのは、すごいプラスだ。特に前節の大宮戦では、西尾葉音と丹野凛々香が試合出場して、それでも無失点に抑えられたのは、すごい収穫!」と声を弾ませた。

選手が次々と長期離脱する影響でメンバーを固定して闘うことができずに緊急事態になっても、ピンチはチャンスと言わんばかりに選手の組み合わせやフォーメーションを変えながらしっかりと結果をだしてきたのだ。4-3-3、4-4-2、4-2-3-1と対戦相手を考えて組織プラス選手の個の力が発揮できている印象だ。遠藤選手が言う「いろんな味」がピッチの中でシンクロし化学変化を起こして旨味を醸し出している。チームの総合力が、より今シーズンは上がってきた。

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