浦レポ by 浦和フットボール通信

長谷部誠が浦和凱旋!リカルド監督のラストに華を添える4得点大勝【河合貴子 試合のポイント/フランクフルト戦】

(Report by 河合貴子)

フランクフルトは若手中心のメンバーに

「今日の浦和レッズは勝利に値した。いいサッカーをしているし、いい選手がたくさんいた。素晴らしいチームだったと思う」と爽やかな笑顔を浮かべ「ACL決勝もあるし、来シーズン頑張ってほしい」とアイントラハト・フランクフルトの選手として古巣である浦和と対戦した長谷部誠選手は浦和にエールを送った。

『ブンデスリーガジャパンツアー2022・さいたまシティカップ』で浦和は、ブンデスリーガの強豪フランクフルト戦に挑んだ。W杯カタール大会のために代表選手たちを欠いた上に、「移動が昨日で、まだ疲れが残っていてとても最高な状況だったとは言えない形だった。私たちは若い選手たちを連れてきている」とオリヴァー・グラスナー監督が悔しそうに話すほどフランクフルトはベストメンバーではなかったし、コンディション的にも厳しい状況であった。さらにフランクフルトの選手バスの会場入りが遅れ、キックオフ約30分前に到着し慌ただしく試合に臨んだのだ。7月に開催された『パリ・サンジェルマンツアー2022』のパリSG戦の時とは、明らかに違う。フランクフルトのスタメンの平均年齢は22.45歳。左ストッパーを任された背番号23番のボアキエ=オセイ選手は何と15歳であった。浦和も牲川歩見選手を初先発させたり、ユースのDF稲垣篤志選手とGK江橋勇斗選手がベンチ入りした。フランクフルトがブンデスリーガの強豪であっても、コンディション的に優位な浦和が4-2で快勝。長谷部選手は「自分達はブンデスリーガを代表してきているので、もう少し良いサッカーをしたかったと思う」と残念そうであった。

試合開始から主導権を握ったのは浦和だ。12分、DFのクリアーボールを拾った平野佑一選手が思いきりの良いミドルシュートでスタジアムを湧かすと、16分には松崎快選手のスルーパスに抜け出した馬渡和彰選手のシュートがクロスバーに直撃!小気味の良いテンポでフランクフルトゴールへと襲い掛かっていった。

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