浦レポ by 浦和フットボール通信

リカルド監督が考えている、コロナ陽性者続出のピンチを乗り切る策は 好調の武藤雄樹にも要警戒

(Report by 河合貴子)

新型コロナウイルス陽性者続出で6名を欠く事態に

この夏にようやく良い流れを掴みチームの完成度が上がってきた浦和であったが、コロナ禍の影響を受けリーグ終盤に向けて厳しい状況に陥ってしまった。

リカルド・ロドリゲス監督は「今シーズンは多くの新型コロナウイルス感染症の陽性判定が出たシーズンのスタートになったが、我々だけではなく多くのチームが経験していることでもある。このような困難な状況をしっかりと乗り越えて、できるだけ多くの選手が復帰した状態で9月の5試合を戦いたいと思っている」と話した。

前節の鹿島戦では、酒井宏樹選手が右足下腿三頭筋の肉離れで欠場、西川周作選手やダヴィド・モーベルグ選手、江坂任選手、大久保智明選手たちがコンディション不良で欠場となり、「難しい1週間になった」とリカルド監督が顔をしかめていた。

9月1日にPCR検査によってコロナ感染症陽性と判定された選手が1名とスタッフ1名と発表され、それに追い打ちを掛けるように、5日には選手3名、7日には2名追加され、これで合計スタッフ1名、選手6名を欠く中で次節の柏戦の準備をしないといけない「さらに難しい1週間」となってしまった。

とはいえ、試合は待ってくれない。リカルド監督は、「起用できない選手のことを考えるのではなく、起用できる選手たちをどうすればより良いパフォーマンスを出せるかということを考えながら1週間を過ごした」と前を向いた。

(残り 1774文字/全文: 2385文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ