酒井宏樹がACLに強い想いを抱いている理由 同点弾に繋がったプレーの裏にあった想いとは
(Report by 河合貴子)
世界を戦ってきた経験が大舞台でも生きる
フランスの大女優でもあり動物保護活動家としても有名なブリジット・バルドー氏が「大切なのは、どのみちを選ぶかより選んだ道をどういきるかよ」と名言を残したことがあった。その言葉のように、自分自身が選んだ道を「僕自身が証明するしかない」と労を惜しまずに全身全霊をかけてサッカーに尽力を注ぐ選手がいた。昨年の6月、周囲の反対を押し切ってマルセイユから完全移籍してきた酒井宏樹選手だ。
自分自身を証明するためには、「この大会が必要だったので、まだ何も成し遂げていませんが、東地区の優勝が出来て、決勝に進めたことは僕にとって非常に大きなことですし、それを今成し遂げたことでチーム、スタッフに感謝をしたいと思います」と感謝の思いを口にし「クラブでの結果もそうだし、自身のパフォーマンスもそうだし、やれて当たり前、調子が良くて当たり前の中でプレーをし続ける難しさは、ヨーロッパから移籍してきた人はみんな分かっている。そこの中で結果を出し続けることが僕にとっては大事。家族も代理人そうだが、いろんな方から「何で酒井は移籍してくるの?」「何であなたの旦那さんは・・・」と言われていたと思う。そういう思いを含めて、僕が背負っていかないといけないものは一杯ある」と話した。
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