浦レポ by 浦和フットボール通信

シャルクも加入初ゴールを含む2得点 ユース中心の山東を終始圧倒【河合貴子 試合のポイント/ACL山東泰山戦】

(Report by 河合貴子)

5得点で圧巻の完封勝利

コロナ禍の影響により、セントラル方式で開催されているACL。高温多湿のタイで、しかも過密の日程の中での闘いをしっかりと勝ち抜きグループリーグ突破をする鍵は、チームの総力だ。初戦のライオン・シティ・セーラーズFC戦を4-1で快勝した浦和は、スターティングイレブンを9選手入れ替えて山東泰山戦に臨んだ。Fグループの中で最大のライバルとされる大邱FCが初戦で山東に7-0と大勝していただけに、浦和もグループリーグ突破に弾みをつけるために多量得点を狙いたい試合であった。

試合開始から主導権を握ったのは、もちろん浦和だ。初戦で大敗を喫した山東はその経験を生かして5-4-1と守備ブロックを固めて挑んできたが、試合を通して83.5%も浦和がボールを支配する展開になった。ワンサイドゲームで進む中、安居海渡選手がミドルシュートを放ったり、関根貴大選手からマイナスのクロスを入れたり、柴戸海選手が前線を飛び越したり、大久保智明選手の仕掛けから小泉佳穂選手がヒールシュートで狙ったりと様々な攻撃の形で山東ゴールへと襲い掛かっていくものの、セットプレーのチャンスも生かせない。

リカルド・ロドリゲス監督が試合後に「すべてのチャンスを決められるわけではありませんが、チャンスを決めきれるようにすることは大事だと思います。修正していきたいところはポジショニングのところや、簡単なボールロストであったり、いくつかのコンセプトであったりしますが、それ以外にすごくいいプレーをしていたと思います」と課題を口にするほどであった。

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