2022.05.01

最終節の山東泰山に5得点の大勝　グループステージ2位でACLラウンド16へ【河合貴子試合のポイント/ACL2022山東泰山戦】

2022年05月01日 7時50分　
カテゴリ：レッズ試合レビュー • 河合貴子今日のポイント
タグ : ACL • photo • pickup

（Report by 河合貴子）

山東泰山戦も５得点の大勝で締めくくる

ACL最終戦となる山東泰山戦を前にラウンド16進出を決めた浦和は、大幅にメンバーを入れ替えて挑んだ。初スタメンとなった工藤孝太選手や、途中出場ではあったが牲川歩見選手と木原励選手も公式戦初出場を果たし、とても良い経験になったはずだ。なかなか試合出場のチャンスが掴めなかった選手たちにとっては、なんとしてでもしっかりと存在感を出して結果を残したい試合でもあった。

山東は、前回の対戦の同様5－4－1と守備ブロックを退いてきたが、メンバーが入れ替わっても江坂任選手や岩尾憲選手、西川周作選手など経験がある選手たちが中心となって試合開始から浦和が巧みにゲームをコントロールしていった。

攻守の切り替えも早く浦和はボールを失ってもすぐに奪い返して、テンポ良く攻勢を仕掛けていった。先制したのは、もちろん浦和だ。13分、相手陣内でインターセプトされた瞬間に安居海渡選手が素早くプレスを掛けて奪い返し、勢いに乗って放った左足のシュートがゴールネットを揺らした。安居選手の素早い判断力が輝いた瞬間であった。

ワンサイドゲームで進む中、工藤選手も非常に落ち着いたプレーをみせて山東にシュートまで持ち込ませない。長短のパスを織り交ぜながら江坂選手と岩尾選手、安居選手が、攻撃のスイッチを入れると前線で松尾佑介選手、大久保智明選手、松崎快選手が山東のDFの背後を取る動きをしたり、ドリブルを仕掛けたり、両サイドバックから明本考浩選手と宮本優太選手がオーバラップ、インナーラップを仕掛けていき、小気味の良いリズムで山東ゴールへ襲い掛かっていった。

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