遠藤優が後半戦のキーマンに 途中出場ながらも毎試合起用される理由
(Report by 河合貴子)
途中出場で様々な役割をこなす
WEリーグ開幕から11戦連続途中出場している選手がいる。遠藤優選手だ。どんな選手でも途中出場は、非常に難しい部分がある。スムーズに試合に入っていければ問題はないが、なかなか試合の流れに乗れない場合も良く見かけられる。チームが勝っているとき、負けているとき試合の状況や流れによっても役割が違い、途中出場の選手が活躍すると「監督の采配が、見事だった」と称賛される。だが遠藤選手の場合は、たった1人で違った役割をこなせる適応能力が高いからどんな状況下でもピッチへと投入できるし、監督の信頼が厚いからこそ試合に途中からでも送り込まれるのだ。
遠藤選手は「試合に出て10分は、乳酸が溜まって、本当にキツい。それでも自分が、ディフェンスする強い気持ちで入っている。出る時間帯にもよるが、60分すぎくらいから出場したときは「前にドリブルで運んでいって、チャンスを多く作って」ということを言われている。またスコアにもよるが、勝っている状況ではDFをする意識ことを心がけている」と少し照れた表情をした。
三菱重工浦和レッズレディースが2-0で勝利を収めたジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦では、80分に清家貴子選手に替わりピッチへ送り込まれて献身的な守備から攻撃へと転じて試合を落ち着かせていた印象だ。
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