リカルド監督がコロナ感染者続出の厳しい状況もリーグ開幕の京都戦に自信を見せる
(Report by 河合貴子)
開幕前に5選手がコロナ陽性判定に
「逆境が自分たちを強くする」とリカルド・ロドリゲス監督は力強く断言した。今シーズン初の公式戦となった『FUJIFILM SUPER CUP2022』で昨季の王者、川崎を撃破して好スタートを切った浦和ではあったが・・・。Jリーグ開幕を前にしてコロナ禍の非常に厳しい現実を突きつけられてしまった。2月17日の時点で選手5名、スタッフ5名の計10名が新型コロナウイルスに感染してしまった。「いつもと違った難しさがある1週間だった」とリカルド監督は、苦しい胸の内を吐露した。
『FUJIFILM SUPER CUP2022』の優勝から一夜明けた13日は、試合出場したクールダウン組と分かれて練習が行われていただろう。そして14日は束の間のオフとなり、15日から開幕の京都戦に向けて徐々に仕上げていく予定であった。しかし、選手とスタッフが15日にコロナウイルス陽性判定を受けたために、全体練習が中止になってしまった。16日の練習はオフ明けのような感じで動きが悪かったそうだが、「昨日、今日と高いモチベーションも持って良い動きをみせてくれた。試合に向けての準備はできている」と手応えを感じていた。19日に開幕戦を迎える浦和だが、3月6日まで京都戦を皮切りに神戸、G大阪、川崎、湘南といきなり5連戦となる。しかもコロナ禍で5選手を欠くのは厳しい。
「勝者のメンタリティを持って挑みたい」とリカルド監督は気持ちを引き締めていた。そして「(リーグ戦の)序盤で取りこぼしがあってはいけない。リーグの最終のところで優勝の可能性を残しながら進めていければと思っている。昨年は、それができなかった。特にアウェイゲームで安定性を欠き、取りこぼしがあった。我々のように大きな目標、タイトルに向かっていくチームは、そういったところでしっかりと勝ち点を手にしなといけない」と気合いをいれた。
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