浦レポ by 浦和フットボール通信

佐々木繭が考えるサイドからの長野攻略方法とは

(Report by 河合貴子)

ガツガツ来る相手をどう対応するか

運動量もあり、判断力も良く、非常に足下のスキルが高くサイドバックやボランチなどユーティリティーな攻守の潤滑油になれるのは佐々木繭選手だ。

「リーグ戦は、1戦、1戦が大事になるので、どの試合も気が抜けないなと思っている。長野は、粘り強い守備でやることがハッキリとしている。プレーに迷いがない。判断の速さに対して、守備のところはしっかりと準備をしたい。あとは、自分たちが試合の立ち上がりにどれだけボールを回せるかだ。最後の最後まで、本当に粘り強く守備をしてくるので、1つ外す動きだったり、1つ剥がすことも必要になってくる」と険しい表情を浮かべながら次節のAC長野パルセイロ・レディース戦のイメージをしていた。

チームの完成度や選手個々のスキルを考えて見れば、昨シーズンのなでしこリーグ女王の浦和と2部で5位だった長野との差は歴然としている。ただ嫌なのは、ボールに対して恐れも知らずに若さを生かしてプレスを掛けてくるだろう。ボールを奪えると思ってガツガツと来たときに、浦和の選手たちがうまく交わせれば良いが、パスを出したあとにも関わらず勢い余ってあとから足が入ってしまうことがある。もちろんファールだが、ガツガツ来る相手を嫌がりプレーが消極的にならないようにしたい。それには、可変的なオフ・ザ・ボールの動きでパスコースの選択肢を増やすことが最良だと思う。選択肢が多ければ、ガツガツ来る相手に対してくる前に素早くダイレクトで展開できる確率が高くなるからだ。

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