浦レポ by 浦和フットボール通信

1つ先を感じさせるサッカーで2連勝 この路線での発展を【轡田哲朗レッズレビュー/WE第2節相模原戦】

(Report by 轡田哲朗)

開幕戦からの変更は菅澤のスタメン起用

浦和レッズレディースは20日のWEリーグ第2節、ホーム開幕戦になったノジマステラ神奈川相模原戦に2-0で勝利した。試合は全般的に浦和が支配していて、内容と結果の妥当性みたいなところでいうと、もう少し点差がついても良かったかもしれない。ただ、リーグ優勝を目標にした時には、このようなタイプの相手から勝ち点を稼いでいけるかどうかが左右するだろうなという感想を持つマッチアップでもあったので、それに対する高い機能性を見せられたのが喜ばしい部分にもなった。

浦和のスタメンは開幕戦の日テレ・東京ヴェルディベレーザから変更が1つで、菅澤優衣香を試合の頭から前線に起用した。その関係で水谷有希がベンチスタートになったが、何かチームがガラッと変わったような印象はなく、継続性のあるメンバーがピッチに立った。

一方のノジマは前線に182センチと長身の新加入選手、ナイジェリア代表でも30試合出場の実績を持つサンディ・ロペスを前線に配置してカウンターの起点にする意図があった。一方で、浦和ボールになると1列目と2列目の間がかなり開いてしまったので、GKの前に4-4のベタっとしたブロックがある状態を、浦和がどのように攻略できるのかという試合展開だった。これは、日本女子サッカー初のプロリーグが発足した今季とはいえ、今後も多くのゲームで目撃することになるだろう。

ポジショナルプレーの要素を持つ浦和の攻撃

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