浦レポ by 浦和フットボール通信

鈴木彩艶に対してリカルド監督が信頼を寄せた声掛けをした理由

(Report by 河合貴子)

広島戦で初の失点を喫する

J1リーグ戦デビューから3試合連続無失点を飾った鈴木彩艶選手。日本代表で活躍した川口能活氏がデビュー当時の1995年に横浜マリノスで樹立した記録と並んだ。ゴールはGK一人で守るものではないとはいえ、わずか18歳のルーキー鈴木選手にとっては快挙だ。川口氏は、当時はプロ2年目の19歳であった。26年ぶりにJ1リーグの舞台に世界と闘える期待を背負ったGKの出現となった。

当然、浦和を愛する人々はもちろん、多くのサッカーファンまで連続無失点の記録更新に期待をした。多くの期待を背負いながらも、鈴木選手自身も4試合連続無失点を目指して広島戦に挑んだ。だが結果は、ハイネル選手の左CKを直接決められ、アディショナルタイムに川辺選手のスーパーミドルシュートを決められて2失点。2-2の痛み分けとなってしまい記録更新とはならなかった。

鈴木選手は、記録更新ができなかったことよりも1失点目で試合の流れが悪くなったキッカケになったことを気にしていた。「自分の何気ないミスでチームの流れを崩してしまって、本当に自分の責任だと強く感じています」と自責の念にかられるほどだった。

(残り 888文字/全文: 1391文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ