GKのポジション争いも激化 鈴木彩艶「自分自身はすべての試合に出て勝ちたいという思いでやっている」
(Report by 河合貴子)
リカルド監督はG大阪戦で誰を選ぶのか
昨シーズン、26勝5分け3敗と圧倒的な強さを見せつけて優勝した川崎。今シーズンも開幕から破竹の勢いで16試合を消化して13勝3分け(暫定1位)と他を寄せ付けない。そんな川崎に追いつけ、追い越せと上位進出をもくろむ浦和は、リカルド・ロドリゲス監督新体制の下で少しずつステップアップし、戦力も整い始めた。
コロナ禍で2週間の隔離期間を経て4月26日にチーム合流を果たしたキャスパー・オーランド・ユンカー選手が、10日目にしていきなりYBCルヴァンカップ・アウェイ柏戦のスタメンでデビューし初ゴールを決めた。怪我で離脱を余儀なくされていた選手たちも、次々と復帰を果たし、報道陣に公開された5月12日時点ではコンディション調整をしている選手は1人もいない状態であった。
『怪我人ゼロ』『病人ゼロ』とは、本当に嬉しい限りだ。リカルド・ロドリゲス監督は「選べる選手が増えました」と笑顔をみせながら「監督にとって選ぶことが難しくなってきた。選べるのは、先発メンバーの11人と控えの7人だけ。怪我人の復帰やキャスパーの加入によって、競争はより激しくなっている。それはポジティブなことだと思う。11人に入る、もしくは18人のリストに入るために1人、1人が最大限の努力をしなければいけませんが、いい雰囲気でトレーニングできている」と先週の定例会見の時に嬉しい悲鳴をあげていた。
チーム内でのポジション争いが激しくなればなるほど、選手の個々のスキルが上がり、それはチーム全体のスキルアップにもなっていくからだ。
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