浦レポ by 浦和フットボール通信

新システム導入に期待感を高める選手たちの意気込み【沖縄キャンプ選手コラムまとめ】

沖縄キャンプでは新システム4-4-2導入に向けたトレーニングが日々行われている。新たな戦い方にモチベーションを高めている選手たちが、その中で輝くために考えているイメージとは。選手たちのやる気を感じさせるコラムを掲載中です。

 

山中亮輔が「かなり自信があるので期待してほしい」と4バックに自信 同サイドの関根とのコンビも相性抜群

左サイドのスペシャリストが違いを見せる

屈辱にまみれた昨シーズンだった3シーズン連続してシーズン途中で監督が変わり、浦和の誇りが地に落ちたシーズンから脱却を目指した変革元年の今シーズン。『攻撃的サッカー』を掲げて、大槻監督体制のままで今シーズンが始まった。明確なチームコンセプトの下で、大槻監督は4-4-2システムを導入した。システムが変わり、選手の配置が換わると、こんなにも違うチームになるのかと正直なところ思う。選手たちは、それぞれのポジションでスタメンを狙い横一線のスタートとなった。しかし、烈火するポジション争いから1歩抜き出ている選手がいた。山中亮輔選手だ!

 

関根貴大が新システムに順応 山中とも「やりやすい」と語るプレーイメージとは

「早く対外試合がしたい」と意欲をみせる

「頑張ってます!頑張って動いています」と疲れきった重たい身体を引きずるように、ゆっくりと移動の選手バスに乗り込んだのは、関根貴大選手であった。沖縄一次キャンプ、6日目の午後練習が終わったときのことであった。

1月14日から始まった沖縄一次キャンプだが、浦和から移動した初日以外はずっと2部練習が続いている。身体が重たいは、関根選手だけではない。どの選手もかなり身体を追い込んでいる。どこで超回復をさせるプランなのだろうか・・・。今シーズン初の対外試合となる沖縄SVとのトレーニングマッチは、身体が重たい中で何ができて、どこまでできるのかだろう。

鈴木大輔が4バックで存在感 新たな役割で求められるプレーとは

熾烈なセンターバックのポジション争い

大原で始動して沖縄一次キャンプが始まる前に2日間のオフがあったとはいえ、キャンプでは基本2部練習が続いている。キャンプ4日目も午前はフィジカル、午後は戦術と心身共にかなりハードだ。

「けっこう身体的にはきてますよ~ハハハ!キャンプは、追い込まないといけない時期だ。しっかりと追い込めていると思う」と明るい鈴木大輔選手であった。まるで、この状況を楽しんでいるかのようだ。柏から移籍してきたばかりの昨シーズンの沖縄一次キャンプとは違い、「変な緊張感もなく、平常心でできている。気負うことなくできている」と良い感じでキャンプインができた。

 

青木拓矢が新システムでキーとなるボランチの役割を語る

早くも新システムに順応

キャンプ5日目から筋肉の張りのために、室内調整となった青木拓矢だが、今シーズンから取り組みだした4-4-2システムに対して早くも順応してきている。

「スタンダードなので、やっていけば大丈夫!」と青木選手は目を輝かせていた。

大槻監督が目指す4-4-2は、攻撃のスイッチが入るとDFラインを一気に押し上げるだけでなく、両サイドバックが高いポジションを取る。実質、GKとセンターバック2枚のトライアングルで広大なスペースのリスクマネジメントをしている。そこで、重要になってくるのが攻守のバランスを取るボランチだ。

 

ファブリシオが狙うポジションは2つ 新戦力レオナルドとのプレーイメージを語る

「今季はたくさんゴールを決めたい」

「去年とは、全く違うキャンプになっている。モチベーションも去年よりも高い!」と本当に嬉しそうにファブリシオ選手は話した。

浦和は、例年よりも早く1月7日から始動した。始動日には、家庭の事情で来日が遅れたファブリシオ選手の姿がなかった。出遅れたために他の選手たちはコンディションの違い、沖縄一次キャンプの初日から別メニューの調整が続いた。だがキャンプ3日目からは、完全合流を果たすところまでコンディションをあげてきたが、4日目は別メニューになってしまった。5日目は、他の選手よりも早くピッチに姿をみせて、石栗フィジカルコーチの下でステップワークなどに取り組んだ。遅れを取り戻すために、必死になっているファブリシオ選手がいた。

 

新キャプテン西川周作も新たな試みに手応え「新しい浦和を見せられる」

ドシッと構えて挑戦のシーズンに!

「新たなトライができる!僕自身、プレーできる喜びを感じながらワクワクしている。開幕が待ち遠しい」と西川周作選手は、独特の西川スマイルをみせた。そして、「2020年は、新しい浦和をお見せできるんじゃないかな。僕自身ワクワクしている。見ている方が、ワクワクするようなプレーと結果を出していく」と今シーズンの抱負を語った。

 

レオナルド「興梠慎三は最高の選手」と絶賛 2トップを組んだ時のイメージとは

良いキャンプを過ごせている

沖縄一次キャンプ6日目になると、選手たちの足は張りがあり身体も重そうな印象を受けた。しかし、「シーズンに向けて、良い準備になると思う。6日目でも、かなりインテンシティが高いトレーニングをこなしている。」と笑顔を見せたのはレオナルド選手であった。

「できるだけ早くチームに慣れようとしているところだが、新加入の選手が少ないので、チーム全体のベースが出来ているところに入っていくアドバンテージがあると思う」と笑った。

加入したばかりで他の選手たちの特長などはつかみ切れていないが、全くチームのベースがない状態よりは良いとポジティブに考えることができるようだ。沖縄一次キャンプインしてから、ピッチ外で戸惑う仕草をするとすぐにマウリシオ選手がフォローしているシーンを見かける。

 

武藤雄樹が右肩関節脱臼でリハビリメニュー中 気になる状態は?

10月の大分戦で右肩を負傷

沖縄キャンプを2年連続でリハビリメニューからのスタートすることになってしまった武藤雄樹選手。しかし、昨シーズンのリハビリの時と比べて表情が明るい。

「キャンプは1年闘う中で大事な時期なんですけど・・・。残念だけど、去年と違うのは走れることだ!」と笑顔をみせ「去年は、ピッチにも立てなかった。ポジティブに捉えている。2ヶ月半も休んでしまったので、それを取り戻すには走るだけだと割り切った方が追い込める。しっかりと身体を作ったときに、良い状態でピッチに立てるようにしたい」と話した。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ