浦レポ by 浦和フットボール通信

システム変更でポジション争い激化 鼻息荒げる若手選手らの意気込み【沖縄キャンプ選手コラムまとめ】

始動から沖縄キャンプでも4-4-2の新システムを試している新生浦和レッズ。システムが変われば、ポジション争いは横一線からのスタートとなる。このチャンスを逃すまいと鼻息を荒げるのが若手選手たちだ。彼らを中心とした意気込みをコラムにて掲載中です。

 

驚異的な持久力をみせた、柴戸海が「勝負の年」とレギュラー定着への強い思いを示した理由

キャンプに向けて良い準備をしてきた

「自分としては、今年は勝負の年!レギュラーを掴んで活躍して、このチームに貢献したい。キャンプがスタートだ!」と気合いを入れて沖縄一次キャンプに臨んだ柴戸海選手。本格的に始まった沖縄一次キャンプの午前練習の体力測定で、スピードを落とさずに驚異的な持久力を見せつけた。

1ターン40mを合図とともにスタートし時間内でゴールをする。最初はゆっくりとスタートしたが、レベルが上がるとともにスピードもアップする。時間内にゴール出来ず次々と選手たちが脱落していく中で、安定した走りを柴戸選手はしていた。

 

プロ3年目の荻原拓也が「今年は何が何でも試合に出たい」と鼻息荒げる

新成人として迎えた沖縄一次キャンプに期する思い

大槻監督体制になって、初めての沖縄一次キャンプだ。1月7日に大原で始動し身体を動かしていただけに、キャンプ2日目は2部練習といえ疲労の蓄積もなく選手たちの動きがスムーズに感じられた。また、大槻監督体制で昨シーズンの反省点を活かして1からのスタートとなり、中盤がBOX型の4-4-2システムを導入し熾烈なポジション争いが始まった。このキャンプにかける選手たちの熱い思いが、ピッチの中で激突していた。

中でも鼻息が荒いのが、成人式を終えて沖縄一次キャンプ入りをした荻原拓也選手だ。

昨シーズン公式戦8試合出場し、スタメンで起用されたのは湘南戦のみだっただけに「昨シーズンは、自分にとって苦しいシーズンだった。今年は何が何でも試合に出たい。このキャンプからアピールだ」と身を引き締めてキャンプ入りしたのだ。キャンプ初日から槙野智章選手に声をかけて、槙野選手が培ってきた経験を活かした『槙野塾』に入団。居残り練習にも余念がない。

 

岩武克弥が『紫紺の魂』で持久力の高さをみせる 4バック導入にも「昔からやってきた」とスタメン争いに名乗り

柴戸海に並び、走れる力を魅せつける

キャンプ2日目から驚異的な持久力をみせつける柴戸海選手。疲れが溜まってくるキャンプ4日目でも、その持久力に陰りは見えない。だが、その柴戸選手に並ぶ持久力を発揮しているのが、関根貴大選手、岩武克弥選手、伊藤涼太郎選手たちだ。

中でもチームナンバーワンの持久力を誇る柴戸選手を脅かす存在は、岩武克弥選手であった。

「明治は、みんな走れる!ひとつの強みとできるように頑張ってます」と爽やかな笑顔をみせた。やはり明治大学出身の柴戸選手と岩武選手には、明治伝統の『紫紺の魂』が染みついているようだ。

サッカーにおいて、走れる力は重要なファクターの1つである。今シーズン、新たに4-4-2システムを導入し、サイドバックのオーバラップのスピードはもちろんであるであるが、激しい上下運動で走行距離も長い中での持久力は大切だ。

 

伊藤涼太郎が「2桁ゴールは自分の目標」万全の状態でキャンプに挑む

成長した姿をみせる

「充実したキャンプにしたい」と目をギラギラと輝かせたのは、伊藤涼太郎選手であった。2年ぶりの浦和の選手としてのキャンプだ。気合いが入るのは当然のことだし、キャンプに向けても万全な準備をして臨んでいた。

「キャンプでフルに自分の身体を動かせるようにトレーニングをしてきた」と自信をみせて「2桁ゴールは自分の目標。まずは試合に出られるところから頑張る。このキャンプで自分がどういう走り、どういうシュート、ドリブルをしていくかが楽しみです」とニヤリと笑った。

 

マルティノスが目の色を変えて「今季はマルティノスイヤーになる」と豪語した理由は

チームにフィットを目指して元気いっぱい!

「疲れた~」と言いながらも元気いっぱいの選手がいる。マルティノス選手だ!

昨シーズンの沖縄キャンプとは目の色が変わって気迫に満ちあふれていた。横浜FMから移籍してきた1年目の沖縄キャンプとは全く違っていた。今シーズンのマルティノス選手は、目の色が変わっただけではない、迷いから解き放たれて生き生きと躍動しているように感じる。

 

妻の夢をかなえたエヴェルトンが、ついに沖縄キャンプイン!

自身の結婚式を挙げて合流

エヴェルトン選手自身の結婚式で来日が遅れ、やっと沖縄一次キャンプ入りをした。2年前に入籍をしていたが、結婚式は挙げていなかったのだ。

「式を挙げるのが、妻の夢だった」と話すエヴェルトン選手。結婚式では、蝶ネクタイにタキシードを着てワルツを踊ったそうだ。

昨日の夜に沖縄に到着し、今日がエヴェルトン選手の始動日となった。時差呆けもあり、始動が遅れたためにコンディションを整える別メニューからのスタートだ。それでも、チームに合流できたことがうれしくたまらないようだ。

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