オリヴェイライズムが浸透したターニングポイントとは【2018シーズンレビュー対談後編】

ACL出場権獲得に強い意欲を燃やしたオリヴェイラ監督
大槻代行監督からバトンを引き継いだオリヴェイラ監督が見事にチームを立て直して、天皇杯制覇で来季のアジアチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。オリヴェイラ監督のすごさ、GKコーチの退任が発表された土田コーチに期待すること。今季のMVP選手は誰か、河合貴子さんと語り合った。(浦和フットボール通信編集部)
横浜FM戦勝利がターニングポイントに
椛沢:そういう意味でミシャとは真逆といったらなんですが、かなり嗜好の違うサッカーを好むオリヴェイラはもう少し難しい仕事になるかなと思ったんですけど、意外とオリヴェイラは柔軟性がありましたよね。
河合:私もオリヴェイラがここまで柔軟性があるのはびっくりした。浦和というものを理解してここに来たと思う。
椛沢:夏のキャンプの時は4バックも随分試していたんですよね。
河合:4バックも試していたし、3バックも試していた。そこは見極めていたんじゃないかな。キャンプでは何を作り上げていくのかなと思う部分では、これはオリヴェイラ成果だなと思うのは、宇賀神のロングスロー。スローイングの練習もかなりやっていた。守って苦しい展開の中でもセットプレーとかリスタートのところで点が取れるようになった。これはペトロヴィッチ監督とオリヴェイラ監督のサッカーに対するフィロソフィーの違いなんだと思う。そこが明確に出ている部分はリスタートとセットプレー、守備の意識だと思う。
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