青木拓矢が「防げる失点だった」と悔やんだ失点に繋がったプレーとは【河合貴子 試合のポイント/ACL R16第1戦蔚山戦】
(Report by 河合貴子)
第1戦は逆転を喫する
ACLラウンド16突破を掛けたホーム&アウェイの第1戦、1-2で蔚山現代に逆転負けを喫してしまった。だが、これで決着がついたわけではない。すべては第2戦で2-0、もしくは3ゴール以上決めて勝てば良い。選手たちを鼓舞するコールに埼玉スタジアムは包まれていた。
蔚山にアウェイゴールを決められたくない浦和の心理と、蔚山の引き分けかあわよくばアウェイゴールを決めて勝利したい心理がピッチの中でうごめいていた。
大槻監督は、杉本健勇選手をスタメンで起用し、鳥栖戦からスタメンを5人入れ替えて挑んだ。一方の蔚山も浦項戦からスタメンを7人入れ替え、エースのジュニオール・ネグラン選手をベンチスタートとした。蔚山は基本4-2-3-1だが、守備になるとサイドハーフのキム・インソン選手がDFラインに下がり5DFとなり2ラインの守備ブロックを作ってきた。浦和も蔚山ボールになると5-4-1の守備ブロックを作る。お互い牽制しながらの試合の入りであった。
だが、最初にチャンスを迎えたのは浦和であった。
7分、鈴木大輔選手のロングーフィードをダビー・ブルトハイス選手がうまく対応出来ず、杉本選手が拾ってマイナスのクロスを武藤雄樹選手へ。しかし、決定機的なシーンで武藤選手のシュートは左ポストをかすめるようにそれてしまった。このシュートを皮切りに浦和がゲームを支配していったが、なかなかゴールが決まらないもどかしい展開になってしまった。
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