浦レポ by 浦和フットボール通信

厳しい状況に直面し続けたサイドバック、力の差を認めたプランは実らず【轡田哲朗ゲームレビュー/プレナスなでしこリーグ1部 第12節 日テレ戦】


(Report by 轡田哲朗)

無理をしてでも勝ち点3が必要な試合だったことが前提

浦和レッズレディースは、22日のなでしこリーグ第12節で日テレ・ベレーザと対戦し、0-3で敗れた。スコアの上でも内容の上でも完敗と呼べる展開だったが、こういう試合になったのは伏線がある。

試合前時点で、リーグ戦はまだこの試合を入れて7試合あった。まだまだ先は長いと言いつつも、例えばJ1ほどに力の差が接近しているとは言い難いのがなでしこリーグだ。ベレーザとの勝ち点4差は勝利して1差になり、実現すれば大いに優勝のチャンスがある。引き分けて4差の維持は、チャンスがないとは言わないが、基本的にベレーザの失敗待ち。敗れて7差になれば、ほぼノーチャンスというのが現実的な見方だ。7差になれば、逆転するのに最低でも3試合かかる。ベレーザが残り6試合中3試合を引き分け以下で終えるというのは、もはや事件だろう。

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