浦レポ by 浦和フットボール通信

ストライカーとしての嗅覚を見せた吉良知夏 「1本は必ずある」の思い【轡田哲朗ゲームレビュー/プレナスなでしこリーグカップ1部 Aグループ 第6節 新潟戦】


(Report by 轡田哲朗)

早めの交代でピッチへ

浦和レッズレディースは、17日のなでしこリーグカップ第6節のアルビレックス新潟戦を3-3で引き分けた。点の取り合いになったゲームは、1-1で折り返したハーフタイムの直後、後半の立ち上がりで2失点して1-3になった。その苦しい展開で、最後に同点ゴールを決めたのが吉良知夏だった。

このゲーム、吉良はベンチスタートだったが前半40分に加藤千佳との交代でピッチに入った。早いタイミングでの交代は、石原孝尚監督によれば「(加藤)千佳はケガを持っていたし、早めに」という事情もあったという。それと同時に「右から作って左にという流れだったので、そこに吉良を入れることで決められれば」という狙いも同時にあったと話した。

その言葉の通り、吉良は残り5分だった前半のうちに右サイドからのクロスに飛び込む場面を作った。これは相手に阻まれてゴールにはならなかったが、逆サイドにボールがあるところでゴール前に入る迫力は、さすがストライカーという趣があった。

左サイドハーフに吉良を配置するメリット

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