ヤマザキナビスコカップAグループ第1節 ベガルタ仙台戦試合結果(2012/3/20)
ヤマザキナビスコカップAグループ第1節 浦和レッズvsベガルタ仙台
会場:埼玉スタジアム
入場者数:23,076人
天候:晴
主審:岡部拓人
浦和レッズ | VS | ベガルタ仙台 | ||
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1 | 0 | 前半 | 0 | 0 |
1 | 後半 | 0 | ||
– | 延前 | – | ||
– | 延後 | – | ||
– | PK | – | ||
50分 永田充 | 得点者 | – |
メンバー
浦和 | 仙台 | ||||
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GK | 1 | 山岸範宏 | GK | 16 | 林卓人 |
DF | 4 | スピラノビッチ | DF | 3 | 渡辺広大 |
DF | 17 | 永田充 | DF | 23 | 田村直也 |
DF | 26 | 濱田水輝 | DF | 27 | 朴柱成 |
MF | 3 | 宇賀神友弥 | DF | 29 | 上本大海 |
MF | 6 | 山田暢久 | MF | 6 | 角田誠 |
MF | 8 | 柏木陽介 | MF | 8 | 松下年宏 |
MF | 27 | 小島秀仁 | MF | 11 | 関口訓充 |
MF | 28 | 岡本拓也 | MF | 15 | 太田吉彰 |
MF | 34 | 山田直輝 | FW | 18 | ウイルソン |
FW | 16 | ポポ | FW | 19 | 武藤雄樹 |
サブ | |||||
GK | 25 | 大谷幸輝 | GK | 1 | 桜井繁 |
DF | 12 | 野田紘史 | DF | 20 | 内山俊彦 |
DF | 20 | 槙野智章 | DF | 28 | 原田圭輔 |
MF | 5 | 高橋峻希 | MF | 7 | 奧埜博亮 |
MF | 7 | 梅崎司 | MF | 14 | サッコーニ |
MF | 23 | 野崎雅也 | MF | 17 | 富田晋伍 |
MF | 29 | 矢島慎也 | FW | 9 | 中原貴之 |
スタッツ
16分 岡本拓也→高橋峻希 27分 山田直輝→矢島慎也 83分 ポポ→槙野智章 |
選手交代 | 62分 ウイルソン→中原貴之 67分 朴柱成→原田圭輔 78分 関口訓充→奧埜博亮 |
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45+2分 スピラノビッチ 56分 高橋峻希 81分 スピラノビッチ |
警告 | 42分 田村直也 65分 中原貴之 |
81分 スピラノビッチ | 退場 | – |
10 | シュート | 13 |
13 | GK | 8 |
4 | CK | 3 |
8 | 直接FK | 17 |
2 | 間接FK | 3 |
0 | PK | 0 |
監督コメント
○浦和レッズ ミハイロ・ペトロヴィッチ監督
■試合について
仙台は素晴らしいチームですので、今日のゲームが非常に厳しいものになるのはわかっていました。仙台のほうは、ほぼレギュラーのメンバーが出ていたゲームでしたが、我々のほうは、若い選手、経験のある選手をうまく組み合わせて、今日のメンバーを組みました。
今日のゲームは、両チームにとって素晴らしいゲームだったという風に思います。私のチームは、今日も勝利への強い気持ちを持って戦ってくれたと思います。試合の内容に関しても、いくつか良い攻撃の形を出せたと思いますし、やはり戦うところはしっかり戦って良いゲームができたと思います。最終的に、我々が勝利に値するゲームができたのではないかと思います。今日は本当に、よく戦ってくれた選手を褒めたいと思います。
■質疑応答
【Q1】負傷者を出した前半を0-0で終えたこととその評価について
【A1】立ち上がりからホームの戦いができたと思いますし、相手に対してリスペクトは持っていますが、選手たちは何も恐れずにプレーしてくれたと思います。2人の選手が怪我で、我々のプランになかった交代を強いられたわけですけども、交代で入った選手、そしてチームも落ち着いて対応してくれたのではないかと思います。
【Q2】山田直輝と岡本の怪我の状態について
【A2】ドクターから聞く限り、岡本は筋肉系の怪我ということでそれほどひどくはないのではないかということです。直輝は膝の怪我で、検査をしてみないとわかりませんが、もしかすると重傷かもしれません。もちろん、両選手とも検査をしてみなければどういう怪我かはわかりません。検査の結果を待ちたいと思います。
【Q3】前半終了時、レフェリーに対して怒っていましたが、何について怒っていたのですか?
【A3】私が見た限りのことで言えば、我々が玉際に行ったところのファールはほとんどファールとして吹かれたり、イエローカードが出されたりしていたのに、相手が玉際に行ったところに関して、ファールではなかったりすることが多かったと。接触プレーで、イエローカードを出さなければならないシーンがあったのにも関わらず、そういったジャッジが下されたことは私は事実だと思います。日本の典型的な問題ですが、レフェリーに対する批判ができないというのは大きな問題だと思います。例えば、開幕の広島戦で我々は良い戦いができませんでした。それに対して批判を受けることは役目でもあると思います。ただ、レフェリーの件に関して、公の場で批判ができないというのは日本の大きな問題だと思います。レフェリーも一人の人間でありミスもあります。今日、彼は調子の良い日ではなかったと、私は感じています。私は、レフェリーも公の場に立って責任を持つべきだと思います。私も公の場に立って、自分のチームが良いプレーをできなかったら責任を持って対応します。レフェリーも同じように、隠れているのではなく責任を持って対応すべきだと思います。
【Q4】先日のリーグ戦から9人を代えました。監督の目指すサッカーを表現できていたのか教えてください
【A4】今日は若手の選手に対してチャンスを与えました。これまで若手の選手は、練習や練習試合でこれまでやってきて、新しいことにチャレンジしています。若い選手というのは、練習や練習試合だけでは成長できません。公式戦の何かが掛かった試合の中で、本当の雰囲気の中でプレーしてはじめて成長できます。そういった意味で今日、彼らはゲームに出場したわけですけども、素晴らしいゲームをしてくれたと思います。彼らがそういった中でもしっかりとできるということが見えたのではないかと思います。
○ベガルタ仙台 手倉森誠監督
■試合について
今日のゲームは、リーグ戦との連戦の中での開幕戦だと。新しい大会、それに対してフレッシュにやろうと、挑ませました。チームとしては、自分たちの可能性を高められるようにと。敵地に乗り込んで、落ち着いて自分たちが目指しているものを表現しようと(考えました)。
ゲームは、主導権を持ちながらボールをしっかり動かすことができて、最後のところの精度を欠いた。勝負もセットプレーの一つを取られて0-1で負けたと。リーグ戦に出場していないメンバーを多く出してきたレッズ、それに対してうちは2〜3枚代えた部分での勝負でしたけども、主導権持ちながら戦った中で、この埼スタで主導権を持って戦えたことは仙台のパワーを少しでも示せたのかなと感じてます。今日の負けは意味がある負けだと思うし、今日の負けで予選敗退が決まったわけではないので、残り5戦で勝ち抜いて、しっかり予選突破したいなと。今シーズン練習試合から、初めて負け試合を経験したわけですけども、この負けをしっかり糧にして、次に生かしていきたいと思います。
■質疑応答
【Q1】新しい布陣、4-2-3-1で臨みましたが、それに対する手応えと新しいメンバーの評価をお願いします。
【A1】今日1トップにしたこと、2列目に早い選手を3枚揃えたことが、今シーズンペトロヴィッチ監督になり新しいものを構築しているチームに対して、それがベターだろうというところで、そういう布陣を敷きました。その中で、多く出入りができて、多くボールを動かせたことは良かったなと。ただ、フィニッシュのところで思い切りだったり、精度だったり、バイタルのところがもう少し使えれば、決定的なチャンスは増えたと思います。
武藤も本来であればもっとシュートを打てるところが、足もとに入りすぎたり、ドリブルでボールを忘れていったりという部分がありましたが、果敢にやってくれたと思います。いずれにせよ、彼にとっては良い経験になったゲームだと思います。
【Q2】意味のある負けとは?
【A2】負けて悔しさを持つということも大事だなと思うし、新しくチャンスをもらった選手たちがまた成長するためには、この負けは大きな意味があるということです。最初からチャンスをもらって、最初から上手くいくのが最高だと思いますが、こうやって敗戦したことで向上心にさらに火が付けば良いと思うし、シーズン始まるときにコンディションを落とした朴柱成も、マークを見失って失点を食らったことの悔しさで、よりコンディションを高めなければいけないという気になってくれればいいと思うし、そういう意味で。今日の負けを薬にしたいという意味で、話しました。
選手コメント
○高橋峻希
(相手に主導権を持たれて勝つ試合というのは大きいと思うが、昨年なんかはほとんどなかった)
無かったですね。今日は退場してしまってっていう感じだったんですけど、ああいう流れっていうのは必ず今後あると思うので、そういった意味では今日の、たぶん後半の半分は守ってばかりでしたけど、本当に自信に繋がったんじゃないかなと。僕たちも守れるんだって思います。
(今日のピッチに立った気持ちは)
怪我から復帰してから難しい気持ちだったので、でも本当に試合に出たい気持ちっていうのは本当に強くて、練習を継続してやっていて、今日出るかわからない状況で、ああいったシーンでチャンスが来て、そういった意味では、う〜ん、自分へのチャンスをサッカーが与えてくれるんだなというのをあらためて。正直、拓也が怪我をしてしまって、自分もよく怪我をしていて悔しいという気持ちは本当にわかったんですけど、そこで自分にチャンスが来て、ここでしっかりやらないとという気持ちでやりましたね、今日は。
(チームとして公式戦連勝で、選手の表情は明るくなったか)
やっぱり勝てばみんな笑顔になると思うので、これを本当に継続して、まだシーズン始まったばっかりですけど、まだまだ先が長いので、しっかりこの笑顔が続くように頑張っていけたらいいかなと思います。
(試合後、サポーターと一緒に歌うのは)
僕、柏戦、試合終わってからすぐに帰って、ああいうことがあったんだよって言われて。今日、終了のホイッスルが鳴って「あぁ、歌えるんだ」と思って、でも全然歌詞覚えてないって感じだったんですけど、でもやっぱり本当に気持ちよかったです。本当にサポーターの人達と一体になるというか、喜ぶんだったらやっぱりみんなで
喜んだ方がいいと思うので、ああいった試合を、結果を求めて、あの歌をもっともっとたくさん歌えるように頑張っていきたいと思います。
○柏木陽介
本当に今日は違うメンバーが出た中で、しっかりみんな、それなりに出来てたと思うし、みんな、いいアピールになったんじゃないかなと思う。ここから自信を持って、誰が出ても変わりないようにできると思うし、みんなもチームを信じて、もっとより一層、チームとしての底上げっていうのが今日は出来たんじゃないかと思うし、これが出来ていくと思ったし、このチームの本当に向かっていく兆しというのが、本当にちょっとした光やったんですけど、今、大きい光に変わってきてるのかなと思うんで、今日は見ている人も楽しいシーンも多かったと思う。
本当にみんなが監督のやりたいサッカーに対して、一生懸命取り組んでいる姿勢と、皆さんも一緒に戦ってくれている。まぁ、とりあえず勝って良かった。勝つっていいね。でもまだ始まったばっかりやから。あと、何より大事なのはリーグやから、リーグでしっかり結果出していく。札幌、試合見たけど、いいチームだったから、みんな頑張ってやってるし、そういうところ、やりづらい部分出てくると思うし。今日見たいに相手に繋がすというのも一つの手でもあるかなっていう。
サイドとかプレス行って取れなくて、けっこう前半はあそこまでボランチ引き出されてっていうの多かったから、しっかりコンパクトにプレーしていければ相手もチャンス少ないと思うし、そこから取った後のカウンターっていうのが今日はけっこう良かったのかな。あとはもっと精度、最後のラストパスとかシュートの精度をあげないといけない。本当にあと2、3点入ってもおかしくないシーンがあった。あれを決めれるようになれば、このチームは余裕を持って勝てる試合が増えるんじゃないかな。
○槙野智章
ヤマさんとかベテランの選手がやってくれたのが非常に嬉しいですよね。たぶん僕がやるよりもサポーターの皆さんが一番喜ぶんじゃないですか、ヤマさんとか上の人達がやってくれたほうがね。
(タオルマフラーは槙野の発案か)
はい。いつも同じじゃ面白くないですよね。あとは選手がしっかり歌詞覚えて、もう一つ、二つレベルアップしていけばもっと良い絵ができるんじゃないですかね。
(槙野さんはどれくらい覚えたのか)
僕はね、先ほども言ったんですけど、ホーム開幕戦の後にスカパーさんが歌詞を出してくれたので、それをしっかりビデオに録って覚えていますんで、少々お時間をと。僕よりも他の選手の方が覚えてないんじゃないですかね。
(向く方向とかも今回は両方向いたり)
そうですね、できればメインはね、メインスタンドの方向けばカメラさんもいますし、しっかりスポンサーも自分達の顔も映るという事で、非常にいいかもしれないですけど、バックスタンドの人達もやっぱりいるというわけで、上に歌詞もありますし、そういう意味では色んな方向を向いてやるだとか、毎回違った良い形ができればなと思いますけど。
(円陣とか)
ね、いろいろね。バリエーション多くて今日は何するんだって期待感持たすのもいいかもしれないし、何度も言うようですけど、サッカーを楽しんで見に来てくれている人もいれば、ああいうパフォーマンスの部分でも好きになっていただければね、もっともっと集客率も上がるかと思いますけど。
(今日は出る準備は)
もちろんしていましたけど、まさかああいう時間帯で出るとは思っていませんでしたけども、いつでも呼ばれてもいい準備はしていましたので。まぁ、今日はね、本当に若い選手含めて、普段、去年出場機会に恵まれなかった選手達が本当に頑張ってくれましたし、これこそチームの総合力っていうのが試されている今日の試合だったかなと思います。
(出る時にどういう指示があったか)
とにかく相手もうロングボールでしたし、ディフェンスラインの選手が、充くんもそうだし水輝も非常に疲れている中で、なんとか力になれればなと思いましたけど、なかなか僕のところにボールこなかったので、仕事という仕事は僕は最後のパフォーマンスの部分だけかも、はい。
(押し込まれている中、終盤にゲームを終わらせる役目として入る心境は)
まずはやっぱり相手のロングボールの対処もそうですけど、ディフェンスラインがすごく重たくなっていましたので、ディフェンスで跳ね返してもセカンドボールが拾えてない状況もたくさんありましたので、僕が入った時は10人でしたけど、そういう意味では1人1人に声かけもそうですけど、とにかく集中を切らさない事、我慢強く守ろうということは言ってたんですけど、僕以上にみんながいい声かけをピッチ上ではしていたので、非常に頼もしい選手がたくさんいました。逆に僕自身が途中から入ってお前が大丈夫かというぐらいの声かけを逆に選手にしてもらいまいた。
(そういうチームのムードも日に日に良くなっているのか)
そうですね、やっぱりこのチームにとっての大きな薬っていうのは1勝することですし、ああやってホームで勝つっていうことは普通に勝つ事よりもやっぱり喜びが2倍3倍になりますから、非常に週末のリーグ戦に向けてもいい雰囲気のまま札幌戦に臨めるかなと思います。
(柏木が去年も気持ち入れていたが今年は去年以上で、それが終盤に繋がっているといっていた。それはどういう理由が考えられるか)
キャンプからそうなんですけど、ペトロビッチ監督が来て、試合に出ている選手、出てない選手でも、やっぱり頑張っていれば自分達にチャンスがもらえるという雰囲気の中やれているので、それは誰1人がレギュラーだとかベンチだとかいう思いがなく、みんなが競争意識を持ってやれているのが今のチームの競争意識を高めている部分だと思いますし、僕もそうですけど、外国人選手、代表経験がある選手もやっぱりペトロビッチ監督からも常に怒られていますので、常に危機感がある状態でやれているっていうのが、非常に90分通していい状態で臨めているかなと思います。誰1人、集中力を切らさずプレーできているかなというのがあります。
○山田暢久
前半はちょっとバランスも悪く、落ち着かない部分があったんですけど、後半はその辺修正して、すごくいい入り方も出来たし、その点では良かったと思います。
(前半ちょっと回される場面も)
その辺のやっぱり、ポジショニングとか、そういうのがやっぱり、本当に今日初めてのメンバー多かったんで、難しいところも多かったけど、それもうまく後半修正できたんで、非常に後半やり易かったです。
(セットプレイからの点も出ましたが)
そういう点っていうのは非常に大きいし、相手にとっても非常に大きいダメージだと思うんでね、そういう点が増えると楽ですけどね。
(全体的に同じ絵が描けているような印象を受けたが)
どっちかっていったら、今日出ていたメンバーは相手チームのフォーメーションでよくやっていたので、実際やってみないとわかんないところはあったんですけど、それでも狙いとかはみんな意識してやっていたし、これから試合数というか、出てない人も経験を積んでいけば自然に入れると思う。
(ボランチでの出場での気を付けている点や手応えは)
とにかくやっぱりバランスとか、考えながらやっていました。ちょっと試合勘とかそういうのが全然なかったんで、そういった意味でも前半とか落ち着きなかったですね。(徐々に慣れてという感じがあったが)そこはやっぱり、やってるやってないじゃ、やっぱ違うかもしれない。
(主導権を相手に握られながらの勝利というのは、レッズが強かった頃にはよくあったが)
主導権握られというか、ある程度下がった位置でのディフェンスなので、ある程度自由に持たせてもそれほど問題なかったと思うしね。ちょっと前半だと、ちょっとこのままいったらマズいなという感じはあったんだけど、後半は割と落ち着いてできました。
(相手陣内で回されている時はそれなりに持たせてしまおうという割り切りか)
そうですね、ちゃんとブロック作ってディフェンスしておけば、そうそうやられないと思うし。
(昨シーズンは左右に振られての失点を何度か見たが、今季は中央の守りがしっかりしているようにも見える)
だから前半とかは僕と秀仁が、ちょっと外に引っ張られ過ぎたなという部分もあったし、後半はポポを相手のボランチに付けさせたら、本当にバランス良くなったんで、本当にちょっとしたことでああやってバランスも良くなるんで、もうちょっと前半のうちからしっかり自分達でやれればいいかなと思います。
(その修正は監督の指示か、それとも自分達での話し合いによるものか)
もちろん監督の指示でもあるし、自分達でもそっちのほうがいいかなということで、そういう風にやってもらったというのもあった。
(前半0対0で終えたのはどうだった)
前半はちょっと落ち着き無かったんだけど、それでも0対0で折り返して後半修正できたってのが一番大きかったかなと思う。
(ピッチで歌う終了後の歌はどうだった)
いいんじゃないんですか。ああいう槙野とか、チームの雰囲気作りとかもすごく気にしている奴なんで、それに従います。
(でも気持ちいいのでは)
勝てばね。
(ずっとレッズにいて、あれは聴くものだったと思うが)
どっちかっていったら、試合リードしている時によく流れてくるっていう、終わる前に流れるっていうアレがあったんで、ああやって一緒に歌うっていうのもまた違いますね。
(長くいらっしゃいますが、歌詞は)
少しなら。だいたいは。
○永田充
(終盤の退場)
逆に守りきるって感じではっきりしたんで、そんなに影響なく守れました。
(試合をやるごとに自信が深まっている感じか)
そうですね、やっぱり1節の時とかは、ビルドアップのところで多少恐怖心とかあったと思うんですけど、レイソルの時からはどんどん真ん中にしかけていく動きとか増えたし、危険なパスもどんどん出るようになったので、その辺は大分変わってきたかなと思いますね。
(前半、中盤が空いたシーンについては後ろから見ていてどう修正しようと思ったか。あれはあれでいいとか)
よくはないですけど、最終的に、最後のところで僕とスピラと水輝のところで跳ね返せばいいと思ったので。まぁ現に決定的な場面も前半そんなに作られなかったので、あれは辛抱しようと思っていました。
(辛抱できるようになった)
そうですね、レイソルの時もそうでしたし、11人全員の意識が一つになりつつあるので、守りきれたのかなと思います。
(昨年は試合後に選手が口を揃えていたような課題が試合を重ねても解消されないことが多かったが、今年は初戦で課題と言われた事が2戦目、ナビスコと、良くなってきている。何が違うのか)
何が違うというか、監督が試合前に、全然恐れるなというのを非常に強く言っていて、責任は俺が取るからという風に言ってくれているので、消極的なミスはすごい怒りますけど、アグレッシブにやる事は、そのミスは全然怒らないので、そういうリスク負っていくっていう動きというのを、どんどん自由にやらせてくれているっていうのがデカイと思います。
(今季、複数ポジションをやった手応え)
左とか主にやりましたけど、僕自身しっくりきていなくて、練習試合で真ん中やらしてもらった時に、やっぱり全体が見えるポジションだし、左右両方蹴れるので、真ん中でゲームを作っていくようなサッカーなので、そこに入れたらいいなと思っていたんですけど、練習試合でうまくフィットできたので、そこから非常に真ん中のやり易さは感じています。でもどこやっても、やらなきゃいけないと思うし、別にポジションへのこだわりはそんなに無いです。
(ここ数試合重ねて3バックの真ん中を自分のものにしてきたのでは)
始めはやっぱりスタメン取れなくて苦労しましたけど、今すごい自信もあるし、周りとのコンビネーションも良くなってきていると思うので、これ続けていきたいなと思います。使ってもらっているうちは結果出すしか無いので、1試合も気を抜く試合が無いようにしたいです。
(得点シーンは狙い通りか)
狙い通りというか、ファーにきたら狙ってましたね。マークは外れていたので、ヘディングはし易かったです。
(マークを外すために引いて外側から狙ったあの動きは狙っていたのか)
多少、こう、ペナの外まで行きましたね。こう、勢いつけたっていうか、陽介が蹴り易いようにはしました。
選手採点
GK 1 山岸範宏 7
抜群のゴールセービングでチームのピンチを救った。FKを止めたセーブは一級品のプレー。
DF 4 マシュー・スピラノビッチ 5
自らの役割を見出せていない。後追いになって警告を受けて退場処分になった。
DF 17 永田充 7.5
挑戦的な姿勢で最後尾に君臨した。チーム戦術にマッチすることを自ら証明。
DF 26 濱田水輝 5.5
少し落ち着きがなく、パスの出し所にも苦慮した。左のポジションにも難儀したか。
MF 28 岡本拓也
採点なし
MF 27 小島秀仁 6
相手のボディコンタクトに苦労する場面もあったが、繋ぎの意識は素晴らしい。
MF 6 山田暢久 5
判断が遅く、味方選手の動きを引き出せなかった。ボランチの特性はあるはず。
MF 3 宇賀神友弥 5.5
単独での突破には迫力がある。しかし守備、攻撃ともに味方の関係は希薄だ。
MF 8 柏木陽介 6.5
苦しい展開で孤立気味の中、何とか状況を打開しようとピッチを駆けまわった。
MF 34 山田直輝 5
プレーがブツ切りになってしまう。前半途中に相手と接触して負傷交代を強いられた。
FW 16 ポポ 6
とても献身的だった。前線で身体を張り、流れたボールを追いかけ続けていた。
DF 20 槙野智章
採点なし
MF 5 高橋峻希 6
まだ周囲との連係面で不安があるが、激しい上下動を厭わない体力は魅力的だ。
MF 29 矢島慎也 6
好機を逸する場面もあったが、局面で勝負する姿勢でチーム状態を好転させた。
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督 6
主力を9人代えた中、前半途中にふたりの負傷交代。辛抱の采配を強いられた。