J1第2節 柏レイソル戦試合結果(2012/3/17)
Jリーグディビジョン1 浦和レッズvs柏レイソル
会場:埼玉スタジアム
入場者数:41,069人
天候:雨
主審:東城 穣
浦和レッズ | VS | 柏レイソル | ||
---|---|---|---|---|
1 | 1 | 前半 | 0 | 0 |
0 | 後半 | 0 | ||
– | 延前 | – | ||
– | 延後 | – | ||
– | PK | – | ||
36分 デスポトビッチ | 得点者 | – |
メンバー
浦和 | 柏 | ||||
---|---|---|---|---|---|
GK | 18 | 加藤順大 | GK | 21 | 菅野 孝憲 |
DF | 2 | 坪井慶介 | DF | 4 | 酒井 宏樹 |
DF | 17 | 永田充 | DF | 6 | 那須 大亮 |
DF | 20 | 槙野智章 | DF | 5 | 増嶋 竜也 |
MF | 14 | 平川忠亮 | DF | 22 | 橋本 和 |
MF | 13 | 鈴木啓太 | MF | 10 | レアンドロ ドミンゲス |
MF | 22 | 阿部勇樹 | MF | 20 | 茨田 陽生 |
MF | 7 | 梅崎司 | MF | 7 | 大谷 秀和 |
MF | 8 | 柏木陽介 | MF | 15 | ジョルジ ワグネル |
MF | 24 | 原口元気 | FW | 18 | 田中 順也 |
FW | 21 | デスポトビッチ | FW | 25 | リカルド ロボ |
サブ | |||||
GK | 1 | 山岸範宏 | GK | 16 | 稲田 康志 |
DF | 26 | 濱田水輝 | DF | 23 | 渡部 博文 |
MF | 34 | 山田直輝 | MF | 28 | 栗澤 僚一 |
MF | 3 | 宇賀神友弥 | MF | 8 | 澤 昌克 |
MF | 27 | 小島秀仁 | MF | 29 | 水野 晃樹 |
FW | 16 | ポポ | FW | 19 | 工藤 壮人 |
FW | 11 | 田中達也 | FW | 9 | 北嶋 秀朗 |
スタッツ
76分 原口元気→山田直輝 89分 梅崎司→濱田水輝 |
選手交代 | 73 分 ジョルジ ワグネル→工藤 壮人 78分 リカルド ロボ→北嶋 秀朗 |
---|---|---|
16分 平川忠亮 42分 阿部勇樹 47分 デスポトビッチ 49分 梅崎司 90+2分 濱田水輝 |
警告 | 11分 酒井 宏樹 40分 リカルド ロボ 77分 大谷 秀和 |
– | 退場 | – |
8 | シュート | 15 |
10 | GK | 2 |
3 | CK | 10 |
16 | 直接FK | 15 |
1 | 間接FK | 3 |
0 | PK | 0 |
監督コメント
○浦和レッズ ミハイロ・ペトロヴィッチ監督
■試合について
前節の広島戦では我々がやりたいサッカーを出せずに負けてしまった。唯一広島戦でポジティブだったのは最後まで諦めずに戦ったことでした。今日は昨年のチャンピオンである柏との対戦でしたが、我々にとってホーム開幕戦でたくさんのサポーターがスタジアムに足を運ぶということはわかっていました。そのなかで非常に難しいゲームになることもわかっていました。広島戦に負けた後、落ち着いて今日のゲームまで準備をしてきました。なにが大切かと言えば、負けた後にそれに対してどう反応して、どう振る舞うかが大切なことだと思います。
立ち上がりから相手のキープレーヤーある、ブラジル人の2人をうまくコントロールできたのではと思います。落ち着いたゲーム運びをしながら、後ろから攻撃を仕掛けいくつか良い攻撃の形をつくれました。そのなかで1-0でリードを奪うことができましたが、前半で2点目を取らなくてはいけませんでした。
後半始めるにあたって非常に厳しくなると予想していました。自分達のやりたいサッカーをコンスタントに出していくのにはまだまだ足りない部分があり、まだまだ時間がかかると思います。特にコンディションはまだまだ上げていかないといけないです。やろうとしているサッカーはボールのないところで如何に動くか、運動量を持って走るかが大事なのですが、後半に運動量が落ちてきてうまくできなかった。そういったところが後半うまくいかなかった原因だと思います。
後半けっして良いサッカーができていたわけではないですが、選手達はどうしてもサポーターのために勝利を捧げたいという強い思いで戦っていました。強い思いというものがこの勝利に繋がったと思います。
我々はもっともっとトレーニングしていかないといけないと思います。私にとってもホーム開幕戦は簡単なゲームではありませんでした。4万人のサポーターのなかでホーム試合で仕事をするのは私にとって初めてだったので、最後まで生き残ることができて嬉しく思います。私も歳をとってきたので、生きるか死ぬかでした。チームはよく戦ってくれたと思いますし、ここまで辛い思いをしてきたサポーターに今日、勝利を捧げることができたのは本当に嬉しく思っています。
まだまだやらなければいけないことがたくさんあります。ほんの小さな一歩を踏み出しただけです。長く話しすぎて申し訳ないですが、今日のゲームの雰囲気で私もまだ現実に戻れていないのかもしれません。ありがとう。
■質疑応答
【Q1】
レアンドロ・ドミンゲスに対してどのように対応したのか?レアンドロ・ドミンゲスと酒井のコンビについてもどのように対応したのか?
【A1】
練習の中で指示をしてきました。広島戦はリベロでプレーしていた阿部をレアンドロにマッチアップさせる形で抑えようと考えました。阿部は経験もあり、質の高い選手なので十分にその仕事をやってくれると思っていました。酒井とレアンドロとのコンビネーションに関しては、梅崎がマッチアップすると考えていて、梅崎に関しては足が速く、対応能力のある選手なので、練習のなかで気をつけるように言ってきました。
【Q2】
後半の試合展開は現時点では仕方のないことなのか?
【A2】
後半始まる前に選手達に言ったことは、1-0で守り切って終わろうというのは間違いということです。点を取りにいかないといけないと話をしていましたが、運動量的に厳しくなり、相手のボールを奪ってカウンターを狙っていましたが、やはり守備から攻撃の切り替えのところで運動力的に前に行ったり往復ができなくなってしまった。それで押し込まれましたが、最終的には相手がロングボールで攻撃を仕掛けてきたので、高さのある濱田で対応しました。後半、何度かチャンスを作れていましたが、相手が押し込んできている中で、奪ってから早く前に出て行く切り替えと運動量が足りなかったです。
【Q3】
広島戦後の練習から攻め急ぐなという指示があったが、そのあたりの手応えは?
【A3】
今日は永田がリベロに入って、攻撃の組み立てをやってくれました。時々、落ち着きすぎているところもあり、不安になることもありましたが(笑)。
【Q4】
3バックのなかでのボランチの機能性と関係性について。あと、永田をリベロと呼んでいたが、それについてどういうイメージを持っているのか?
【A4】
あのポジションを自分がプレーしていた時にリベロと呼ばれていたからです(笑)。
現代のサッカーで大切だと思っているのは、ワイドの広がりと縦の深さ。攻撃の組み立てで3バックとダブルボランチのところは、いつ、どういう状況でボランチの1枚が4枚目になるのか、あるいは落ちてこないで3バックとダブルボランチでやっていくのか、そのようなことは相手の状況に応じてうまく対応しないといけません・・・このような話をはじめたら私がとても長くなってしまいます(笑)。
4-4-2の相手が攻撃を潰しに来る形をいかにかいくぐるかについて、私は30年研究をしているのですが、大切なのは1トップ2シャドーが4-4-2のブロックのなかでどう動くかが大事です。アリーゴ・サッキが開発したゾーンプレスをどうかいくぐるかを長く研究しているなかで、攻撃を組み立て考えています。
多くの監督さんは相手の攻撃をいかに潰すかを強調してチームを作ると思いますが、相手の守備をいかにかいくぐるかを考えてチームを作る監督も何人かいますが、それはサッカー界において大事なことだと思います。
我々のサッカーはリスクを伴いますが、人生と同じでリスクなくしては生きていけません。私の人生はリスクだらけ。いつ私はベンチで倒れるかわからないです(笑)
【Q5】
リスクのあるサッカーを広島でやるのと浦和のような4万人入るチームでやるのでは、かかるリスクが違うと思うがそのへんについてはどのように考えているか。
【A5】
今日、永田がボールを前に持ち出しているシーンを見たら、私はできるなと思いました(笑)。彼はやみくもにボールを前に蹴ることはありません。坪井も良いプレーをしていました。ある意味そういったリスクのあるサッカーをしようと思ったら、監督自身が選手の積極的なプレーを後押ししないといけません。積極的なプレーに批判をすることはありません。
オシムさんがよく言ったのは、「15点くらい失点して良い経験になる」と言っていました。
4万人のサポーターが入るチームでやるということに私はプレッシャーを感じていません。選手に言ったのは4万人のサポーターは我々の味方で、このサポーターのためによりよいサッカーをしないといけないということです。我々はやはり5万人入るこのスタジアムにもっとスペタクルなサッカーをみせないといけません。闇雲に外にボールを蹴り出すサッカーでは誰もスタジアムに来てくれません。5万人のサポーターが来るような魅せるサッカーを提供しないといけません。
試合の後、田中達也がロッカールームで「今日みたいな前半は見たことがない」と言っていました。そのように見てくれた彼に正しい目でみてくれて嬉しいと言いたいです。
実は今日、負けた時の準備をしていました(笑)。なんで永田をリベロに使ったなどの準備です(笑)。だから、今日は勝っておいしい焼酎が飲めます。それだけの仕事をしたかなと思います。それも私の人生です。
○柏レイソル ネルシーニョ監督
■試合について
今日のうちの狙いは相手のビルドアップのところからプレスをかけて、早い段階で奪ってカウンターを狙うということでした。遅効になると相手も引いてしまい、相手陣内でのスペースが狭いとこから崩して点をとるよりもショートカウンターの方が効率がいいというサッカーで入っていました。しかし、相手も同じようで狙いで同じようなスタイルでサッカーをしてきました。
前半は拮抗した内容でした。そのなかでサッカーではよくある事故でしたが、ジョルジがゴール前でボールを奪われ失点した前半でした。
後半はサイドからも中央からもボリュームある攻撃をしていました。しかし相手の良い守備に何回も阻まれ、同点に出来なかったですが、後半の内容とフィジカル面のタフさは良かったと思います。
後半は片方が攻め、片方が守るという一方的なものでしたが、フットボールではチャンスを決めないとこういう結果になってしまうと思います。私達は今日、勝ちを逃したと言わざる得ないと思います。
■質疑応答
【Q1】
前半は守備がなかなかはまらず、押し込まれるシーンがあったがどう思うか?
【A1】
お互いに狙いが非常に似ていました。両チームともカウンターを狙っていました。我々がカウンターを発動できたように、相手も何度か良い形で発動していました。
我々は守備がはまっていないと見ていません。同じ狙いをもったチームが試合をしたときに拮抗した展開になるし、良いカウンターがでてくるのは当たり前だと思います。
【Q2】
那須選手の評価についてはどうか?
【A2】
ビックゲームでしたが、しっかりと安定したプレーをしてくれました。技術と経験からくるリーダーシップを発揮してくれました。彼のパフォーマンスに満足しています。Jリーグ、ACLとこれから先、とても期待している選手です。
【Q3】
組み立てから点を取るのは現代サッカーでは難しくなっているが、後半そうせざる得ない状況だった。柏が一番点を取れる形とは?
【A3】
後半、レイソルは攻撃的に上がり目となり、相手は1トップを残して全員が戻っていたので、後ろは2枚残して両サイドバックは自由を持たせていかせました。
そのなかでサイドバックが絡む10番とFWのムービングを使いながら、今日は特にサイドからクロスという形をたくさん作れたと思います。その形で点が取れると思っています。
カウンターを受けるリスクを考えながら、誰が攻撃参加をするのかということは今日はうまくできていたと思います。両サイドバックを活かすことができました。
【Q4】
Jリーグ、ACLを3試合消化してまだ勝利がないがどうするのか?
【A4】
今年、スタートしてから4試合をこなしていますが、良い結果というのはついてきていません。しかし内容を見ると1試合ごとにレベルは上がってきていると私は思います。今日も結果こそついてきませんでしたが、内容だけ見れば今年のベストゲームだったと思っています。これから結果がついてくると信じています。
選手コメント
○山田直輝
前半うまく攻撃がハマってたので、そういう時間帯で1点取れて、後半は相手がこっちのボール回しに対してうまいことハメてきて難しい試合になりましたけど、しっかりゼロで守りきるってことが大事だったんで、僕はそういう時間帯に入ったんで、まずは守備からっていうことを考えて入りました。
(後半は押し込まれたが久々に気持ちよく勝てた試合では)
そうですね、攻撃もいいところが出せてたし、守ってもゼロに抑えられたし、崩されてっていうより、中に放り込まれてっていう試合だったんで、攻守に渡っていい試合が今日は出来ていたと思います。
(今日は先発ではなかったが、チームは前半の2人目、3人目の動きを出せていたように見えた)
やってきたことは変わらないですけど、真ん中からボールを持ち運べていたんで、そこからうまく崩す事ができていたなと思います。
(追加点が欲しかったのでは)
そうですね。攻められながらもカウンターでチャンスはいくつかあったので、前半、先制したらこういう試合展開増えると思うんですけど、その中で一つ、カウンターで点を入れられたら、その試合はそこで終わるんで、今日も入れられたら良かったですけど、最後まで集中切らさずみんなが戦っていたんで、こういう勝ちでも勝ちは勝ちなんで良かったと思います。
(勝利を収めてピッチでサポーターと一緒に歌った感想は)
勝利っていうのを監督が変わって、やるサッカーも変わって、チーム内で早く一勝は欲しいねっていう話をしていたんで。ここで勝つ事が出来て、また落ち着いていけると思うし、勝ってサポーターと一緒に歌を歌えるのも初めてでしたけど、幸せな気分だったんで、また味わえるようにしたいなと思います。
(スタンドで見ていた頃には歌ったことは)
あります。歌っていました。英語なんで小学校の頃もよくわかんないんで、今もリズムだけしかわかんないけど、たくさん歌って覚えられればいいなと思います。中で歌えるっていうのは幸せだし、僕らのために歌ってくれているというのもあると思うし、やっぱ一つになって歌った方が気持ちも一つになれるし、いい取り組みだと思います。槙野くんが埼スタであんだけ入るのに、そういうのをやんないのもったいないという話になって、勝ったら歌を歌おうって話になってみんなでそうしようって話になりました。
○加藤順大
(柏のセットプレイへの守備は集中を切らさないことを大事に)
そうですね、もちろんそれもそうですし、僕としては酒井くんだとかが非常にいいボールを上げてくるっていうイメージがやっぱりあったんで、出れるボールは積極的に僕は出ようという気持ちで今日は戦いました。
(出ていく際の守備陣との連携)
非常にいいんじゃないですか、今日も非常に良かったと思います。やっぱり最後まで身体を当てるってところが基本だと思いますし、何本か危ないシーンが出てくるのはしょうがないと思いますし、そんな中であんだけ身体はってやってくれていたので、もうみんなに感謝したいですね。広島戦もトレーニングマッチもずっと、一体感というものは悪くなかったと思いますし、僕自身。それがしっかり結果に繋がった事が良かったんじゃないかと思います。
(試合後にピッチで初めて歌った感想は)
最高すよ。なんか、気持ちよかったです。どんどんやりたいです。いろんなことやりたいですけどね、槙野がいろいろ考えてくれるんじゃないですか。僕ももちろん参加したいと思いますし、得点決めたシーンで僕だけ1人ぽつんと残されたのでちょっとあれだったかなと思いますけど、今日は。でもやっぱ、勝ったんでね、そこは良かったです。
(サポーターへ)
やっぱり今日見たサッカーというのが非常に、チャンスの時には魅力的なサッカーで魅せれていたと思いますし、こういう試合を数多く演じたいと思っているんで、また一緒に今シーズン戦っていきたいです。
○永田充
(3バックの真ん中を持ち上がるプレーは意識していたか)
前回、外から見る形になったんですけど、真ん中にドリブルで侵入していく動きがあんまり無かったし、やっぱりあれやることで、相手が中にぎゅっと絞るので、ヒラさんと梅崎を上げたかったので、あれをやっぱり多くやる事で陽介に入れて、そこから外っていう展開が一番狙っている形ではあるので、これからもあれをどんどんやりたいですね。
(今日は前に持ち上がる形がうまくいったのでは)
前半はうまくいきました。後半はちょっと全体的に守らなければいけない時間帯があって、ディフェンスに割く時間が多くなってしまいましたけど、後半も前半ぐらいの攻撃的な試合をしたいですし、今後続けていければ、練習から、できるようになると思うので。
(チームの攻撃時に守備で残る際、気をつけている点は)
同数にならないようなこと、1人絶対余るようにすることと、あとはスライドはかなり心がけていますけど、逆サイドに振られた時に。
(スライドは誰が出たとき埋めて、とかは自然にできているのか)
自然に出来ているかはわかんないですけど、阿部さんと啓太くんが気を使ってくれて、スライドはうまくいっていると思います。
(広島との開幕戦は、真ん中一枚だけになって前後分断気味になったと見ていて思ったか)
広島の時は、見ていてただ回させられているっていう印象は受けたし、やっぱりこっちもリスク負ったようなパスも全然できなかったし、その辺の違いが今日はあるかなと思います。
(去年のチャンピオンチーム相手の1対0での勝利は大きな自信に)
そうですね、大きいですね。今後、こういう上位にも勝てるんだっていう気持ちにもみんななったと思うし、すごい自信がついたと思います。
(最後にピッチで歌った気持ちは)
よくわかんなかったです、俺とか。ただ揺れてただけです。勝ったら常にいい気持ちになるし、こんだけ多く来てくれるので、すごいやりがいがあります。
○槙野智章
僕の横に永田選手、坪井選手、そして前に鈴木選手と阿部選手といった経験のある選手、そん中で一番僕が若いですけど、本当に周りの選手に引っ張ってもらって、勇気づけてもらいました。
(広島戦に負けてネガティブな空気と言っていたが、実際チームを覆っていたのか)
広島というチームとやる中で、同じようなサッカーを目指す中で、結果もそうですし内容的にもネガティブなものだったんですけど、少しチームの中で監督も含めて自分たちのサッカーに対して自信を失っていた部分はあったんですけど、この一週間特に切り替えを早く、そしてレイソル戦に向けてしっかり準備していこうという中で向かえた今日の一戦だったので、いい内容でいい結果が出たということは非常にチームに取って自信になりましたし、開幕戦に出せなかったような自分たちの目指すサッカーというのが今日はできたと思います。
(みんなで歌うのはどうやっていつぐらいにみんなで)
いや、もう、強引に僕からね、歌うぞと。今日もそうですし、前々からもそうですし、メディアの方々の力を使って新聞に書いていただいて、「歌うの?」っていう選手はいましたけど、まぁ、無理矢理ですよね、はい。
(成功でしたか)
まぁ、なんか、わかんないですけど、どの向きでやるのかとか、ちょっとそれは問題ありましたけど、もっともっと一体感となるような時間を作れればと思っています。
今日の勝ちっていうのは、僕たち1対0の結果でしたけども、後半なかなか自分たちのサッカーができない中で、押し込まれる中でやっぱり僕たちを助けてくれたのは、スタジアムに来てくれたサポーターの皆さんの熱い後押しっていうのは、非常に今日感じましたので、これからホームゲーム、サポーターの皆さんが僕たちの後ろについているっていうのは非常に楽しみですし、心強いです。
(ホームで勝ったら次からも)
そうですね、恒例となるようにできればなと思いますし、やる時間というのは選手自身も楽しみですし、やっぱりサッカーを見に来るお客さんもいるかもしれないですけど、選手と同じ一体感のある時間を作る、そういう中で楽しんでもらえるような時も必要だと思いますし、近年、浦和レッズのサポーター、お客さんの集客率がなかなか上がらない中でも、少しでもそういうパフォーマンスを見てくれるとか、パフォーマンスから好きになって、浦和レッズのサッカー好きになって、スタジアムに来てくれる人が1人でも増えてもらえればいいかなと思います。新しいレッズというのは今年生まれ変わると思いますし、監督も新しく来ましたし、そういう中でやっぱり新しいレッズの目指すサッカースタイルっていうのを築き上げていけるように、それにやってる選手も一緒になって戦わないといけないと思いますけど。
(個人のパフォーマンスも考えているか)
もちろん考えています、もちろん。
(自分で決めないと出せない)
はい、そうですね、出せないですからね。
(他の選手も巻き込んでか)
もちろんそうですね。僕がやろうとしているパフォーマンスっていうのは選手みんなに伝えてますし、課題を提出していますので、僕が決める時にはもっといい絵が見れるんじゃないですかね。
(試合が終わった後のロッカールームでの話は)
もちろん、またこれもすごいなと思ったのは、浦和の選手は勝利の余韻に浸るのもですけど、次の試合に向けて仙台戦、ナビスコカップありますし、その後すぐ札幌と試合が続くので、リカバリもそうですけど、次の試合に向けてという話し合いをしてましたので、まぁすごい選手、すごいメンバーだなというのを改めて思いました。
(修正点などは)
見てもわかるように、前半のようなサッカーが後半できなかったので、やっぱり押し込まれた時こそ自分たちの目指すポゼッションサッカーで、もっと相手を翻弄するじゃないですけど、もう少し余裕をもったプレーっていうのが後半できればもっと楽なゲーム展開になったと思いますので、前半のようなゲームを後半もっとできるように、押し込まれた中でもしないといけないというのが、今の、今日の課題だと思います。
選手採点
GK 18 加藤順大 7
何度か相手のミドルシュートを浴びたが、味方のブロックを利用して的確に処理。
DF 2 坪井慶介 6.5
激しいチャージで相手を突っ伏し、素早いランニングでスペースを埋め続けた。
DF 17 永田充 6.5
決してビルドアップがスムーズだったわけではないが、状況判断は出来ていた。
DF 20 槙野智章 6.5
梅崎との連係には課題があるものの、時折繰り出すオーバーラップは威力抜群。
MF 14 平川忠亮 6.5
激しい上下動とタイミングの良いオーバーラップで好機を演出。スタミナ切れず。
MF 13 鈴木啓太 6.5
ジョルジを徹底マークして左足を振らせなかった。前へ持ち上がるプレーにも冴え。
MF 22 阿部勇樹 7.5 MVP
堂々とした所作でレアンドロを完封した。重心の低い守備と繋ぎで中心に君臨。
MF 7 梅崎司 5.5
体力を切らさずに攻守に関与した。一方で、独力打開に走り過ぎて好機を逸した。
MF 8 柏木陽介 7
的確な状況判断で味方を活性化させた。また守備でも手を抜かずに相手を追った。
MF 24 原口元気 6.5
ボールタッチ数は少なかったが、時折見せるシンプルなプレーに成長の跡を見た。
FW 21 ランコ・デスポトビッチ 7
値千金の決勝ゴールは、諦めずに相手ボールを追いかけた結果生まれたもの。
MF 34 山田直輝
採点なし
DF 26 濱田水輝
採点なし
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督 6.5
まだスタメンの陣容に悩んでいるようだが、今回に関しては的確な采配だった。