【シーズン中断期間中特別コラム第一弾】世界でも稀に見る過密日程を消化する浦和。そして気になる移籍マーケット状況

フィジカルコンディションを保つのは容易ではなかったことが推察できる/©Yuichiro Okinaga

過酷だった日程

Jリーグは夏の中断期間に入り、各クラブは約3週間のインターバルを過ごしている。浦和レッズは現在7日間の完全オフを設けていて、7月25日の火曜日から練習を再開させる予定だ。

浦和は中断前のJリーグ第21節・セレッソ大阪戦前にもイレギュラーなオフ日を設け、その後もトレーニングを休止する措置を講じた。これは、今季の浦和が前半戦で如何にハードな日程をこなし、チーム全体が激しいダメージを負ったかの証左だと思う。

C大阪戦での浦和は様々なファクターで相手に上回られて敗戦を喫したが、それは出場した選手個々のコンディションが減退していたことが最大の要因のひとつだと思っている。攻守のバランサーを担うキープレーヤーのMF岩尾憲が前半限りで途中交代し、無類の力を誇っていたDFアレクサンダー・ショルツが彼らしくないミスを犯して失点に絡み、攻撃の重要起点であるFW興梠慎三がボールキープもままならない状況では勝ち星を挙げるのは難しい。

浦和は今季の前半戦だけで公式戦31試合を戦っている。その期間は約5か月だったが、参考までに各国リーグの上位クラブの開幕から5か月間の日程を調べてみた。

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