【ブンデスリーガジャパンツアー2022 powered by スカパーJSAT さいたまシティカップ-浦和レッズvsアイントラハト・フランクフルト】アイントラハトの全貌、注目したい選手たち

©Takehiko Noguchi
筆者が長年取材してきたJリーグの浦和レッズと、現在住居を構える地をホームタウンとするドイツ・ブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルト(都市との混同を避けるため、アイントラハトと表記)が埼玉スタジアム2002で対戦するというのは何とも感慨深い。ちなみに両クラブは共に赤、黒、白のクラブカラーで、両サポーターは共に国内屈指の熱狂度を誇ると言われている。浦和のサポーターが日本全国のみならず、AFCチャンピオンズリーグなどの国際大会で様々な国へ赴いてスタンドを埋める中で、アイントラハトのサポーターもまた、近年の躍進でUEFAヨーロッパリーグ(以下、EL)やUEFAチャンピオンズリーグ(以下、CL)の舞台で各都市のスタジアムへ大挙集結し、ヨーロッパ全土にその迫力とクラブへの愛着を示している。
先述した通り、アイントラハトは近年急速にチーム成績を引き上げてきたクラブだ。これまでは古豪と言われていたにもかかわらずにリーガで中位、もしくは2部に降格するシーズンもある浮き沈みの激しいチームだった。しかし、2017-2018シーズンにニコ・コバチ監督(現ボルフスブルク監督)体制下で30年ぶりにドイツカップ戦のDFBポカールを制覇すると、翌2018-2019シーズンにはバイエルン・ミュンヘンの指揮官に就任したコバチ監督に代わって指揮を執ったアディ・ヒュッター監督率いるチームがELで準決勝まで勝ち上がり、最後はチェルシー(イングランド)にPK戦の末に敗れたものの、その力強いプレーインテンシティと高速トランジションの凄まじさを存分に示してヨーロッパ全土に衝撃を与えた。
(残り 3637文字/全文: 4404文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
タグマ!アカウントでログイン
- « 次の記事
- 【コラム】歴史は紡がれる。浦和レッズvsアイントラハト・フランクフルトの雑感と、岩尾憲・完全移籍の報に触れて
- 前の記事 »
- 【どなたでも観られます!】浦研+『本日は浦議チャンネルさんとコラボ! 浦和レッズ新監督・スコルツァ氏は浦和レッズにマッチするのか? 大特集LIVE!』11月14日(月)22時15分スタート!※会員限定ライブも続けて配信致します!
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ