【コラム】【島崎英純】適切にリンクするクラブとチーム。変容した強化方針に期待が募る

©Takehiko Noguchi
確実な変化
浦和レッズの強化体制に変化が生じているのは、今季に入ってから4人の即戦力がチームに加わった事象を見ても明らかだ。しかも、その人選もここ数年とは異なり、いわゆる絶対的なレギュラークラスの獲得が成されている点に注目したい。これまではチーム内の主力が固定化される傾向があり、彼らが不可侵な存在として認識されることで、消極的な意味でチーム編成に変化が生じなかった。しかし浦和の実情は2006シーズンのJリーグ優勝以降はリーグ制覇が無く、拠り所としてきたAFCチャンピオンズリーグも2019シーズンのアル・ヒラルとの決勝で完敗したのを境に再び希求して止まないタイトルとなった。直近タイトルは2018シーズンの天皇杯であることを踏まえれば、今の浦和は一時代に幕を閉じ、新たなる旅路へ向かうことを自覚すべき時が来ていた。
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