【戦術コラム】今一度、堀孝史監督の4-1-4-1を検証する・後編
ACLは決勝へ進出
浦和レッズはAFCアジア・チャンピオンズリーグ準決勝で中国スーパーリーグの上海上港を破って2007シーズン以来10年ぶり、2度目の決勝進出を決めた。アウェーでの第1戦はフッキにゴールを許しながらも柏木陽介の同点ゴールでドローに持ち込んでアウェーゴールを得て、埼玉スタジアムでの第2戦はラファエル・シルバの先制ゴールを守り切って1-0で勝利した。高い個人能力を有する相手攻撃陣をチーム全体の高い守備意識で防衛する様は逞しく、浦和はアジアタイトル奪還への強烈な欲求を垣間見せた。
一方、堀監督体制以降からのJリーグ、天皇杯、YBCルヴァンカップ、ACLを併せた公式戦17戦の成績は6勝8分3敗。勝ち越しているためにリカバリーは果たせているように見えるが、この中で無失点でゲームを終えたのは第21節・ヴァンフォーレ甲府戦、ルヴァンカップ準々決勝第1戦・セレッソ大阪戦、ACL準決勝第2戦・上海上港戦の3試合のみ。13戦29得点と得点力は健在も、26失点している守備は未だ改善が成されていない。
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