【無料掲載】Jリーグ1stステージ第15節・鹿島アントラーズ戦・試合前日練習レポート

 下降するチームコンディションを立て直せるか?

浦和レッズは明日から始まるJリーグ1stステージの5連戦に向け、精力的にトレーニングを実施した。

まずは明日の1stステージ第15節で対戦する眼前の敵・鹿島アントラーズを倒して弾みを付けたい浦和だが、そのチームコンディションは決して良くはない。日本代表のキリンカップ出場でJリーグは約12日間中断したが、その間にチームが調整目的で実施したジョイフル本田つくばFC(関東サッカーリーグ1部)とのトレーニングマッチは低調な試合内容に終始し、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が主力組のメンバーに罰走を命じたほどだった(試合は45分ハーフの90分は22、3本目の35分は51で、総計73で浦和が勝利)。

2016シーズンの開幕からJリーグ、AFCアジア・チャンピオンズリーグ(以下、ACL )を戦ってきた浦和は、ACLノックアウトステージ・ラウンドオブ16で韓国KリーグのFCソウルと激闘を演じ、ホーム&アウェーで延長PKまでもつれ込んだ末に敗退を喫した。だが、それ以前からチームコンディションは下降気味で、浦和はJリーグ1stステージ第11節・大宮アルディージャ戦で10と辛勝した後、第12節・アルビレックス新潟戦、第14節・サガン鳥栖戦(第13節・FC東京戦はACLノックアウトステージ出場のため順延)をいずれもスコアレスドローで終え、成績が停滞している。

しかしリーグ首位・川崎フロンターレとは勝ち点4差の3位につけ、その川崎よりも2試合消化が少ない状況で迎える週2試合の5連戦はステージ制覇を果たすための重要な関門となる。当該の相手は2位につける鹿島で与し易い相手ではないが、それでも浦和はホームで鹿島を破って今後に弾みをつけたい。

前日練習に組まれたミニゲームの詳細は有料掲載のプレビューを参照して頂きたいが、そのゲーム内容も決して芳しくなかった。梅雨入りして蒸し暑い気候で、19時試合開始のナイターでありながらも体力消耗が激しいことが予想される明日の一戦。厳しい戦いは承知のうえで、それでも浦和は何としても勝ち点を得たいところだ。

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