【無料掲載】出場停止の森脇良太に代わり、加賀健一が先発か? Jリーグ1stステージ第10節・ガンバ大阪戦・試合前日練習レポート

出場停止の森脇良太に代わり、加賀健一が先発か?

浦和レッズは明日のJリーグ1stステージ第10節・ガンバ大阪戦に向け、さいたま市内の大原グラウンドで前日練習を行った。

浦和は前節、Jリーグ2位の鹿島アントラーズに02で敗戦してステージ優勝争いから一歩後退した。しかし首位・川崎フロンターレ(勝点34)、2位・鹿島アントラーズ(勝点33)は1stステージ残り2試合なのに対し、同3位で勝点27の浦和はAFCアジア・チャンピオンズリーグ・ノックアウトステージへ出場した影響で、あと4試合を残している。現状では浦和の自力でのステージ制覇の可能性は途絶えたが、今後の展開次第では十分挽回できる余地を残しているわけだ。

しかし浦和のチーム状況はそれほど良くない。リーグ、ACLの両タイトルを目指す戦いでシーズン序盤からフル回転した影響が主力選手たちのコンディション低下を招き、苦しいゲーム内容が続いている。直近のJリーグ1stステージ第12節・アルビレックス新潟戦(0)、第14節・サガン鳥栖戦(0)、第15節・鹿島戦(2)と、2試合連続無得点なのが、その象徴だ。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督は「私が浦和の監督に就任した2012シーズン以降、3試合連続で得点がないのは記憶にない」と語り、その苦悩の胸の内を吐露している。

ただ指揮官は、できるだけ信頼する主力選手の力で苦境を乗り切ろうとしている。試合前日の練習でのミニゲームでは1トップ・興梠慎三、2シャドー・李忠成&武藤雄樹というお馴染みのユニットが主力組の前線に立っていた。チーム内では得点力不足が前線トライアングルの責任だけではないとの認識もあり、左ストッパーの槙野智章は「そろそろ自分も得点を狙いたい。本来の浦和は特定の選手だけではなく、様々な選手がゴールを挙げられるチームだから」と、自らの奮起も鍵になると語っていた。

そしてG大阪戦最大の注目は、前節の警告処分で累積警告による出場停止を課せられた右ストッパー・森脇良太の代わりを誰が務めるか。試合前日のミニゲームではこのポジションの主力組に加賀健一が入っていたが、果たして明日、ペトロヴィッチ監督がどんな決断を下すかが注目される。

※前日練習の詳細レポート、監督、選手の声などは、後ほど更新する有料のガンバ大阪戦プレビュー記事をご参照ください。

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